ブランド：TAKUYO
ジャンル：女性向け恋愛AVG
発売日：2018年12月13日
通常版：5,800円(税抜)
TAKUYOさんのPSVita用ソフト「Panic Palette パニック パレット」の全体の感想を評価ポイント、残念ポイントに分けてまとめました。
評価ポイント
ここは良かった！という評価ポイントをいくつかご紹介したいと思います。
TAKUYOらしいキャラクターの個性
登場人物が皆大変個性的です。
オトメイトさんなどでも個性的なキャラって多数見られますが、なんとも TAKUYOさんらしいんですよね。
どういうのがTAKUYOさんらしいのか？と問われると、うまく言葉にするのが難しくありますが、本当にらしさが出ている個性派キャラだと思います。
中には最初に絶対この人は無理ってくらい、個性が強すぎるキャラもいました。
それでも不思議と物語をすすめると、だんだん慣れて、次第に好きかも？と思えるくらいになってくるのが、またTAKUYOさんのすごい所だと思います。
らしさのあるファンタジー
これまたTAKUYOさんらしいファンタジーだなという感じです。
絵の淡い色彩が、すごく世界観にあう感じのファンタジーです。
ソラユメに似ている雰囲気もあるかな？と。
他社様でも、ファンタジーな要素のある作品を出されていると思いまが、やっぱりTAKUYOさんって、いい意味でらしさが出るファンタジー感なんですよね。
そこがすごく好ましいなって思います。
ソラユメとかカエル畑とか、そんな感じの雰囲気の作品なので、それらが好きな方にはおすすめです！
残念ポイント
惜しいな…と思った残念ポイントをあげて行きたいと思います。
オーラ集めが大変すぎる
TAKUYOさんと言えばミニゲーム。
好きか嫌いかって言ったら、嫌いじゃなんですが、ミニゲームの出来具合が攻略を左右するのはやっぱり大変なんですよね。
今回はオーラを会話の中から集めるという作業が入ります。
これが通常の会話ではなく、学園内でマップで移動してキャラを選んで会話をしつつ集めるという方式。
オーラは会話で攻略キャラが話す部分の最後に出て来ます。
この最後に出てくる…という部分が厄介でした。
周回プレイしていると、どうしても会話の部分の文字を読み終えたら、声優さんが演じてくれていても連打してお話を進めちゃう…なんて事ありませんか？
私は元来せっかちなので、よくやります。
その場合、このオーラ集めが難しくなってしまうんですよ。
相手の言葉の終わりにオーラが出るので、連打してしまうと消えてしまうんですよね。
だから特に内容に影響がないようなちょっとした会話であっても、じっくりと聞かないといけない。
ここが大変面倒に感じました。
オーラのメーカーがおかしい
集めたオーラの総量は自宅で確認可能。
しかしここにも問題が。
オーラの表示されるメーターがおかしいんです。
100までしかないのに、攻略サイトさんによると、もっと集める必要ありなんですよね。
なので100を超えた分のオーラって、一体どのオーラがいくつ集まっているのか全く把握できないのです。
このオーラを集めて、精製してシェルオーラを作らないとベストエンドに到着しないというシステムにも関わらず。
このあたりはせっかくの移植なので、手を加えて見やすく、集めやすくしておくべきだったんじゃないかな？と思います。
また精製のタイミングなども、会話で出てこないので、そのあたりもやりづらさを感じました。
一応テスト期間のあたりには完成してる方がいいので、その頃精製するというのを目安にすすめるといいかな？と思います。
最後に…
もったいない作品
一周目はすべてのキャラの個性にあてられてしまって、ちょっときついかな？このゲームと思いました。
それでもお話が進むにつれて、だんだんそんな個性豊か過ぎる彼らを愛おしく思えてきて。
だからこそ、少しでも多く攻略したいという気持ちになるのに。
そんな心をオーラ集めがパキッと折ります(笑)
そこは本当にもったいないなって思いました。
ライバルまで好きに
ライバル的ポジションで登場する女子キャラ。
そんな彼女を最終的には好きって思えました。
三角関係とか嫌いだし、ライバルになる女の子はちょっと苦手って思ってしまうのに。
なんとなく彼女との間に芽生える友情みたいなのが、私の心に沁みたんですよね。
異性に優しく同性に厳しい私が好きって思うのだから、きっと皆さんも「あれ？ライバルなはずだし、すごい振り回されてたのに。なんか好きかも？」って言う感覚を味わって頂けるかな？と思いました。
万人受けしづらい所もあるけれど
TAKUYOさんは、癖が強いキャラなんかもいて、万人受けしづらい作品もあると思います。
それでもオトメイトさんとはまた違った面白さ、違った良さがあると思うので、今後も頑張って欲しいと思います。
そして一人でも多くの方に、TAKUYOさんの作品を知って頂けたらと思います。
ひめひびの過去作品もSwitchではダウンロード版のみ販売しているようなので、そのあたりもぜひ挑戦してみて頂けたらと思います。
そして乙女ゲーム業界が、もっともっと盛り上がる事を心から祈っています。
私もなにか力になれたらいいのに…とおこがましく思っているので、これからも乙女ゲームって素敵だよと叫んで行きたいと思います！
キャラ別感想＆ネタバレ（あらすじ）
黃朽葉宰
真朱柑
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