剣が君 百夜綴り【九十九丸】彼岸花の書:九十九丸の過去・後編

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剣が君 百夜綴り 通常版 - PS Vita

シナリオ紹介

CVは小野友樹さん。
ですが、彼が主役と言うよりは、父の八幡が主役のお話。

まだ彼の師と出会う前の父が、彼の母と結婚する前から、息子を蘇らせるために反魂呪を使うまでの物語。

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感想

まさかこんな所までお話を聞くことができるとは思いませんでした。
彼の過去は知っていましたが、前編でより詳しく知ることが出来て。
じゃあ後編はどうなるの?と思っていたら、なんとまさかのお父さんのお話に。

お父さんがどうして剣取りをしたのか?
どんなに家族を大事に思っていたのか?
息子への想いはどうだったのか?
そんな様子を見ることが出来ました。

そして鈴懸の育ての親でもあるカルラが出てきた事も嬉しかったです。
親の代から、彼らには縁があるのねと思えて。

剣の重み、それを振るうと言うことはどう言うことなのか?
なんだか色々な事を考えさせられました。
とてもステキなシナリオだったと思います。

ネタバレ

それでも俺は限られた命を精一杯生き抜いた。
剣のために、君のために。

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剣術の修行を終え、久しぶりに故郷に戻った八幡。
そこで昔から親しかった幼馴染のいちと再会した。

しばらく離れていた二人は、その時間を埋めるかのように、毎日共に過ごし、夫婦になった。
そうして二人は可愛い男の子を授かった。
九十九重にこの子に幸せが降り注ぐようにと九十九丸と名付けた。

仕事の合間に剣の稽古をしていた八幡。
そこにはよく九十九丸がやってきて、父と共に修行をしたがる。
父様のようになりたいと。

だから八幡は思った。
いつか本当の剣の重みを息子に伝えたいと。

九十九丸強くなれ。
誰かを守れるように強く。

そう言って育てた。
その言葉がいずれ、まだ幼い息子の命を危険に晒す事になるとも知らぬままに。

そうして時折息子と稽古をしながら八幡は思った。
側で息子の成長を見守りたいと。
だから盛岡城の剣取り御前試合に参加しようと思ったのだ。
一番刀となれば、盛岡城に仕官し、家族のそばに居られると思ったから。

そうして臨んだ御前試合で、八幡は一番刀となり、来世と言う友人も得た。

所が一番刀の仕事は、彼が思っていたものとは違っていた。
日本には5つの黄泉路があり、それを守護するのが一番刀の仕事だったのだ。
彼に与えられた天下五剣が一振りは鬼丸国綱。
そうして彼は黄泉路の1つ、蓮台野の守護を命じられた。

役目を全うするため、蓮台野を守護し、近くの妖怪も退治した。
時には城に呼ばれる事もある。
家族のそばに居たいと剣取りをしたのに、殆ど家族に会えない日々が続いた。
それでも常世と日の本を繋ぐ黄泉路の門が開いては、大事な家族を危険に晒す事になるから、八幡は必死に役目をこなすよりほかなかった。

けれど「こんなはずじゃなかった」と思いながらこなすお役目は辛く、鬼丸国綱は重く振るうたびに彼の心を削るかのようだった。

そんなある日、将軍家光に呼ばれて拝謁。
彼は抱えている悩みを将軍に打ち明けた。
すると天狗と戦って見ぬか?と言われ、カルラを紹介されて戦う事に。
その戦いの中で、彼は迷いが少し晴れて行くのを感じた。

そうして再びお役目をこなそうと思った矢先、彼が将軍に拝謁した事を快く思わない者に妻がさらわれた。
無事に救出はしたものの、彼は再び悩んでしまった。
蓮台野の守護は鬼丸国綱を持つ自分にしかできない。
けれどこんな事が起きては家族も心配になってしまったから。

そんな夫の心に気付いた妻は離縁を申し出た。
もう愛する人の重荷になりたくなかったから。
だから彼は知人のつてで、彼女が江戸で暮らせるように手配し、息子は近所の人に預ける事に。

家族の幸せを守りたいと願っていた。
そのための剣で、そのための剣取りだった。
けれど手にした鬼丸国綱は、彼からそれを奪ってしまった。

更に悪い事に、蓮台野に賊が現れるようになった。
自分を失脚させたいと狙うものの差し金で。
守護すべき蓮台野が、自分が存在する事で危険に晒されてしまうなんて。

悩んだ彼は修験者になる事を決意。
息子を頼むと友人の来世と、九十九丸を預かってくれる夫婦に託して。

そうして山で修行する中、八幡は反魂呪を知る。
死んだ魂を呼び戻す禁術。

そうして息子の死の知らせを受けた八幡は、ためらう事なくその禁術を使った。
自らの命をマレビトへの贄とし、息子を蘇らせたのだ。
自分は家族を幸せに出来なかった。
けれどどうか息子は幸せに生きて欲しい
と願いながら。

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どうかその命が、今度こそ幸せな道を歩むように…。

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