剣が君 百夜綴り【黒羽実彰】菖蒲の書:温かな年越しの夜

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剣が君 百夜綴り 通常版 - PS Vita

シナリオ紹介

CVは前野智昭さん。
侍を辞めて、現在は料理茶屋の店主。
妻である彼女と共に店を切り盛りしている。

店主として迎える初めての年の瀬。
春の御前試合の時期よりも繁忙期である事に驚いている彼。
けれど、心穏やかに過ごせる事に感謝し、妻に贈り物をしたいと考え…というシナリオ。

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感想

すごく心温まるお話でした。
物静かで、雪が降るよるという雰囲気の二人の空気感も素敵でした。

すごく情熱的な感じは好きなのですが、そういうのって、すぐに冷めてしまう気がして。
でも、実彰さんとだといつも一定の温度で傍に居られる気がして安心出来る感じですね。

ちょっと賢者の贈り物のような雰囲気のこのお話、とても素敵でした。
前野さん、ステキな実彰さんをありがとうございました。

ネタバレ

料理茶屋の店主となり初めての年の瀬。
春の御前試合の時期も忙しかったが、それ以上の忙しさに驚きつつ、それでも侍として生きていた頃には感じることの出来なかった安らぎに感謝している彼。
だからその感謝の印として、なにか妻に贈り物をしたいと考えたのだ。

そんな事を考えたある夜の事、湯上がりは冷えるから先に休むよう言ったのに、自分が湯から上がった時に妻はまだ帳簿付けの仕事をしていた。
背後から抱きしめると案の定、彼女の体は冷たかった。

これでは風邪をひいてしまうのでは?と彼女の身を案じて休んだ翌朝、江戸の町には雪が降り積もっていた。
そうして雪かきをしながら思いついた。
温かい上着を贈れば、帳簿付けも寒い思いをせずに出来るのではないかと。

そうして贈り物を見つける為に、買い出しを買って出た彼は、帰り道に呉服屋へ。
一見であるにも関わらず、店主は彼の妻の話を喜んで聞いてくれ、「大切な奥様の為、ゆっくりと選んでください」と優しい言葉を掛けてくれた。
お陰でいい贈り物を選んだ彼は、それを渡すのを楽しみに家路についた。

そうして迎えた大晦日の夜、彼女にあの贈り物を渡したいのに、タイミングが分からない。
なんとなくそわそわして落ち着かない。
見ると妻の様子もおかしかった。
眠いのなら寝ても…」と彼が妻に声を掛けると、贈り物を差し出す彼女。

そう、彼女も同じ思いだったのだ。
今年一年の感謝を込めて、彼に贈り物をと考えていたのだった。
そして彼女がくれたものもまた、彼女と同じ上着だった。
雪かきをしながら思いついたと教えてくれる妻の様子に嬉しくなった彼。

同じ事をして、同じ事を考え、同じ時に贈り物をしたのだから。
これを幸せて言わずしてなんというのだろう。

そうして彼も彼女へと贈り物を渡した。
共に暖かく過ごせるように…と。

これからも互いを思いやりながら、寄り添って生きていく事だろう。
そうして寒い夜には、夜着を重ね、互いのぬくもりを分かち合いながら。

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