殺し屋とストロベリーの全体の感想を好き勝手に語らせて頂きます。
個人的な主観による感想ですので、ご了承下さい。
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設定
設定が大変面白い作品です。
主人公が話せないし、自分の名を名乗らないと言うのも珍しいなって思いました。
ですので、名前を登録するシステムはなく、イチゴと言う名を名乗り、みんなにその名で呼ばれるシステム。
GSでバンビやデイジーと言う、あだ名呼びがあったのに似ているなって思います。
殺し屋の皆さんに守りれると言う、面白い設定。
にも関わらず、基本喫茶店のアルバイトで終わってしまうのは大変残念でした。
裏社会の人間しか入れない特殊な喫茶店ですが、たまに会話は物騒なものの、そこまで裏社会感が伝わらなかったように感じました。
また主人公も、施設で酷い目にあい、連れ戻されたらどうしようと不安だと言ってましたが、そこも設定通りに私には伝わらず、彼女がなぜそんなに怯えてるの?って感じちゃうのも、勿体無かったです。
シナリオ
上記に挙げたように、大変面白い設定なのに、活かしきれてないのが勿体ないと感じる作品。
全員攻略しないと、真相が見えない作りなんだと思いますが、全員攻略して真相を知りたいと思うほどの魅力を感じられず。
個人的な相性もあるとは思いますが、少なくとも私とは相性が悪かったようです。
主人公は話せない子なので、スマートフォンに文字を打つ事で会話が成立。
その他はほかのキャラのセリフと彼女の心の声で成り立つ作り。
でも設定が難しいので、地の文章のあるシナリオの書き方の方が、裏社会の状況だったり、彼女の置かれている状況、どんな怖い目にあったのかなど、読み手に伝えやすかったんじゃないかと思います。
すぐ個別になり、短めでサクサク進めるボリュームは良かったと思います。
でも短い中で人に心を閉ざした少女が、よりにもよって殺し屋に心を奪われると言う展開は、やっぱり難しいのかな?と。
なので恋愛に関しては急展開です。
主人公は割とすぐ好きになり、攻略キャラはすぐ優しくなり、唐突に好きって言う…と言う印象。
アプリの乙女ゲームなら、満足出来る感じですが、パッケージ版だと考えるともう少し頑張って欲しかったな…と思います。
攻略キャラ
キャラ同士の掛け合いは面白かったです。
アモンさんのいじられキャラも、楽しい雰囲気にしてくれてよかったと思います。
全体としてはキャラが悪くはないのですが、特に魅力を感じる程のキャラもいないかな?と言う感想です。
ここは好みの問題なので、私の好みとは違ったと言う事ですね。
そして攻略キャラとは違うのですが、マツリさんの見た目とか雰囲気とか、凄く参千世界の主人公を思わせるんですよね。
彼女も賞金首を狙うハンターで、ちょっと裏社会なのも共通してて。
なので参千世界がちらついてしまうと、PCのゲームって凄いシナリオが深いものが多いので、そこと無意識に比べてしまったかな?と。
キャラの話で思い出したので、付け加えておきます。
スチル
カズキヨネさんと言う事で期待しすぎちゃったのか、うーん…と言う感じ。
キャラが一人ポツンと描かれているスチルとか、となりに並んでスマートフォン見せてるスチルとかが目立った気がして、残念です。
じゃあ、欲しい所にスチルがないのか?と言われると、そう言う訳でもないのです。
ここスチル欲しい!と言う展開が、多分少ないんじゃないかと。
全体の感想
もっといくらでもよくなりそう、面白く作れそう…と思ってしまう、とても勿体ない感じの仕上がり。
長すぎないので、忙しい方が合間にプレイするのにやりやすい感じはしました。
施設にいた頃の事も、護衛されてる時も、追い詰められている感じとか、緊迫感とか、そう言うのが伝わって来なくて。
そう言うドキドキも含めて期待してたんですよね、タイトルがタイトルだけに。
とにかく残念で勿体ない。
期待し過ぎていた分、残念感が残ってしまいました。
が、きっと全員攻略したら、色々見えてもっと楽しいと思います。
思いますが、全員攻略させちゃう仕掛けがもっと上手に施されていたら…とそこも残念に思います。
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