黒蝶のサイケデリカ【ベストEND】

この記事は約10分で読めます。

黒蝶のサイケデリカ - PS Vita

シナリオ紹介

名前の通り、ベストなエンド。
今までの2つの館でのエンドと違い、現実世界に戻れるお話。


全員がちゃんと報われたのか?というとそうでもなく。
そしてまだ謎は残る作り。

スポンサーリンク


感想

名前からして良さそうなので見てみましたが、凄く感動しました!


優しすぎるから怪しいよ!…と思っていた鉤翅さんに、物凄く泣かされました。
みんなの関係とか、ヒロインが思い出せなかった衝撃の過去とか、全部分かってスッキリしました。


無事に元の世界に戻れた事も良かったです。
ただ、二人ばかり報われてない人が居るので、彼らが報われる所もみたいですし、ヒロインの家族の記憶のメールの相手もまだ分からないので、他のENDでまた詳しく謎が解明されて行くのかな?と、続きが気になる仕様が憎い(笑)
やめられない(笑)


そして、鉤翅さんは、普通かな?でしたが、ベストエンドでの活躍で、一気に気になってきました!


ネタバレ

山都が負の感情に負け、化け物と化し、温室に1人籠もり、彼女の力で一部化け物の名残はあるものの、人間に戻った。


けれど、仲間の元に帰れず、山都は一人温室に。
それでも紋白の案内で彼女は彼の元に通っていた。
そうして3人で少しずつ絆を深めていたのだ。


-----


紋白が仲間になる時、みんなは反対する中、第一なんで知り合ったんだ?と問われてしまう。
探索の時に出会った…ととっさに嘘をついた彼女だったが、「探索は基本1人では行かない。君は誰と行った時に、紋白と会ったんだ?」と非影に問われてしまう。
そんな困っている彼女に「あーっ、それオレ」と鴉羽が助け舟を出した。


鴉羽いわく、この中に裏切りものが居る…という事で、紋白を仲間にして置いた方が得だからと。
その時はそんな言葉で誤魔化してはいたものの、勘が鋭い鴉羽は、紋白がカズヤだと気づいていたのだ。


そうして鴉羽との探索の時に、そんな話をしていた二人だか、以前山都から怪しい書斎の話を聞いていた事を思い出した。
だからそこに行ってみようという事に。
たどり着いたそこで、二人は古い写真を見つけたのだ。


その後、化け物の声が聞こえて、戦う為にそこを後にした二人。


隠れ家に戻り、みんなに写真を見せると、それは10年前の彼らの写真だった。
現実世界でのもので、近所に住んでいた彼らは、よく一緒に遊んでいたのだ。
そして写真は、みんなで参加したサマーキャンプの時のもの。


その事に気づいたメンバー達は一斉に頭痛に襲われ、その頭痛の後、忘れていた記憶を取り戻した。


全ての記憶をみなが取り戻す中、彼女一人だけが、それがサマーキャンプの時のものという所までしか、記憶が戻らない。
そのサマーキャンプで何があったのか?
彼女だけが分からない。


だからそれを知りたいのに、「思い出さない方がいい」と言うメンバー達は、彼女に何かを隠している様子だった。


そうして写真のメンバーの中に、紋白が居ない事を指摘した非影が、彼だけが見ず知らずの他人だから…と、紋白が仲間で居る事に異を唱えだした。
いつも穏やかに場をまとめてくれる鈎翅さえも、何も言わず、紋白を弁護するのは彼女1人だった。


そんな彼女の様子に、「ベニユリ、もういい」と言い残し、紋白は部屋を出てしまい、以来彼だけが仲間はずれのような状態に。


みんなと仲間になり、紋白が案内する形で山都の元に通っていた彼女。
けれどあの日、部屋を出て以来、紋白をあまり見かける事がなくなってしまった。
そうして必然的に山都にもあえなくなってしまった彼女。


そうしてまた探索に出たある日、声がする方に戻ってみると、紋白が鈎翅に銃を向けていたのだ。


その時に、突然鴉翅が紋白に向かって発砲。
慌てて紋白の様子を見ると、撃たれたのはお面で、狐のお面が外れると、そのしたからは緋影と同じ顔が現れた。


やっぱり紋白がカズヤだったんだね
そう呟く鴉翅。
勘の鋭い鴉羽は気づいていたのだ、紋白の正体に。


そう、ずっと山都の弟のフリをしていた緋影が偽物で、紋白こそが本物の山都の弟だったのだ。


意識不明でのままのカズヤは、おそらく、意識不明になったあの日から、この館にひとりきりだったのだろう。


なんで本当の事を言わなかった?…と兄に問われた時、「1人で寂しいのはもう耐えられない」という紋白。
辛いのも悲しいのも構わない。
仲間で居られるのなら、顔も名前も全部あげる
…と。


一方、カズヤのフリをしていた緋影と、本物のカズヤである紋白に銃を向けた鉤翅は通じていた。
けれど誰もまだそれに気づかない。


そうして鉤翅は彼女からリボンを奪った。
これがあると、君が元の世界に帰れなくなるから、僕に預けてくれないか?
そう嘘をついて。


けれどそれは紋白の大切なリボンだった。
彼女は忘れてしまっているけれど、遠い昔、サマーキャンプの時に彼女が紋白…いやカズヤに渡したもの。
それが意識不明のカズヤをずっとつなぎとめて居たのだ。


だって彼女の大切なリボンだったから。
死んだお母さんから貰った、とても大切なリボン。
それをカズヤに託したのだから。


そうして館を出るのに必要だと言われていた万華鏡の欠片。
それも後一つで完成という所までたどり着いた。


緋影がみんなを騙していると分かってから、山都も含めたみんなは温室を拠点としていた。
そこに本当は館の主であった緋影の使いで、ウサギが現れた。
最後の一欠片を持っているあなたを主の元にご招待します…と。


彼女のヘアピンの蝶中に、最後の欠片が入っているのだと。


そうしてそれを届けに行く事になり、みんなで揃って主の元へ。


みなんと一緒。
けれど、なんとなく一人ぼっちに感じる彼女。
だって、みんな何かを思い出していて、でも彼女にそれを話してはくれないから。


思い出していないのなら、思い出さない方がいい
きっとそれは彼女の為の言葉。
それでも彼女は悲しかった。
仲間なら本当の事を教えて欲しいと思ったから。


みんなで居るのに、私にだけは居場所がない。


そんな気持ちのまま主である緋影に会いに行った所で、実は鉤翅が裏切り者で、緋影と通じていた事がみんなに知られてしまう事に。
でも鉤翅は自分の為に裏切っていた訳じゃなかった。
みんなより早く館に来ていた鉤翅は、彼女だけは元の世界に帰してやる…と言われ、そのために緋影に協力していたのだ。


優しかった鉤翅が裏切っていた。
そんな衝撃の中、さらなる衝撃が。
みんなが必死に隠していた何かを、緋影が彼女に思い出させたのだ。


それはサマーキャンプのあの日。
山都、紋白の双子と、鴉翅、鈎翅、そして彼女。
地区の子供達が大人の引率の元、毎年行われるサマーキャンプに、五人で参加した時の事。
仲良し五人で、探検をしよう!と歩いていたら、湖にたどり着いた。


途中、カズヤ(紋白)が転んでケガをしてしまい、彼女が手当を。
その時にカズヤの傷口にハンカチを当て、それをリボンで結んだ。
お母さんの形見の大切なリボンで。


これは大事なものなのに、使ったらダメだよ」と心配するカズヤに、「今はそんな事よりもカズヤくんの傷の手当が大事」という彼女。
じゃあ、俺、ちゃんと洗って返すね、約束する
カズヤは彼女にそう約束したのだ。


その約束が、彼女のリボンが、彼をずっとつなぎとめていた。


そのまま湖へと向かう子供たち。
湖には近づくなと大人たちには注意されていた。
それでも、その先にある館が気になって、先へと進む子供たち。
その先に恐ろしい未来が待っているなんて、思いもしないで。


そうして無事に館にたどり着き、探検を開始した彼らは綺麗な欠片を拾ったのだ。
見つけた欠片はちょうど5つ。
今日の探検の記念に…と五人で持ち帰る事に。


そうしている内に、雨が降り出した。
湖を越えて来た館だったので、帰りにはあの湖を通らなければならない。
なのに強い雨の為、湖の水かさはどんどん増していた。
子供が通るのには厳しい程、道は湖の水に飲まれて来た。
それでもなんとか向こう岸にたどり着いたのに。


彼女が足に結んでくれた大事なリボンがない事に気づいたカズヤ。
大事なものだし、返すって約束したから、俺、探してくる
そうして来た道を戻るカズヤを彼女が追いかけた。


雨はまだ降り続いている。
湖の水はどんどん増えていく。
年長のナツキ(鉤翅)はいつもみんなのお兄さんだったから、戻った二人を心配して、彼もまた館へと戻って行った。


そうして館へと消えた三人を心配そうに湖越しに見守るタクヤ(山都)とアキ(鴉羽)。


館を探し回った二人は、ついにリボンを見つけ、湖を渡ろうとするが、雨脚の強さに湖の水かさはどんどんあがり、道は膝まで埋まる程水が溢れていた。
それでもなんとか向こうで待っている二人の元へと頑張る三人。


けれど子供の足では難しい。
もう足元も見えない中、カズヤが足を取られ湖に落ちてしまった。
驚いた彼女は、必死にカズヤを助けようとするも、彼女も子供だったから、カズヤと同じように湖の水に飲まれてしまう。


苦しい、助けて…。


そんな彼女を助けたのがナツキだった。
いいかい?ここで待ってて。僕はカズヤを助けないといけないから
そう言ったナツキはカズヤくんを探しに再び湖に。


ナツキはそのまま見つかる事がなく死亡とされ、カズヤは命はあるものの意識不明に。


私があの館を探検したいって言ったから。
だからナッちゃんを死なせてしまった。
カズヤくんを意識不明にしてしまった。



そう、全部私のせいだった。
私が殺したんだ!



全てを思い出し、そう気づいた彼女は負の感情に飲まれ、化け物に変じてしまいそうになる。
けれど山都と鴉羽が必死に彼女へと手を伸ばし助けようとする。


彼女が化け物に飲み込まれてしまわないように、二人で彼女を抱きしめた。
黒い蝶から彼女の身を守るように。


二人の助けにより、化け物に飲み込まれずに済んだ彼女だったが、助けた二人は瀕死の状態で倒れてしまう。
そんな中、彼女はゆっくりと鈎翅に近づき、「私のせいでごめんなさい!」と彼に謝った。
私が館を探検したいって言ったから、あなたを死なせてしまった…と。


すると彼は言ってくれた。
探検したことも、君たちを助けたことも後悔なんてしていないよ」と。


小さい頃、シロツメクサで指輪を作り、お嫁さんにしてくれると言ってた優しいナッちゃん。
彼女はずっとそんな彼が大好きだった。


なのに死なせてしまった。
自分のせいで死なせてしまった。



謝って済む事じゃないけれど、それでも謝る事で、受け入れられずに居た彼の死を受け入れる事が出来たのかも知れない。


そうして鉤翅は、君と元の世界に戻ってやり直す為なら、なんでもしようと思ってたんだ…と。
そんな自分の願望を話した後に、君にお願いがある…と。


彼の願いは、緋影を撃つ事。
君に緋影くんを撃って欲しい…と頼むのだ。


そうして鉤翅は緋影のもとに走り、彼を後ろから羽交い締めにし「さぁ、早く撃って」と。


けれどそんな事をしたらナッちゃんも一緒に…。


そう思ってためらう彼女。
でも、彼は例え自分がそばに居られなくても、君には、君たちには幸せでいて欲しいと言うのだ。
だからこの世界から抜け出す為にも、彼を撃つんだ!…と。


そうして彼の言葉に従い、緋影を撃ち、無事に奪われた万華鏡を取り返して、彼女のヘアピンの欠片を使い万華鏡を完成させる事の出来た、山都、紋白、鴉翅、彼女の4人。
ぼんやりと光り始めた万華鏡は、その光を次第に大きくして行った。


これで戻れるのかな?」呟く彼女に、「俺、本当に戻れるのかな?」ずっとこの世界に、それこそ10年もこの世界に居た紋白が、不安げにつぶやいた。


けれど光はそんな不安事みんなを包み込んでくれた。


気づいたら病室に寝ていた彼女。
ナツキの10回忌に…と、タクヤとアキと、三人で高速バスに乗って湖に出かけた所、あいにくの雨で、高速バスが湖に落ちてしまった。
その後、助けられた三人は意識不明の状態だったんだとか。


だから彼らは館に居た。
鉤翅や緋影、そして紋白のいるあの館に。


光に包まれて彼女が目覚めたその日、奇跡みたいな出来事が起きた。
同じに眠っていたタクヤもアキも目を覚まし、更には10年間眠り続けていたカズヤまでもが、目を覚ましたのだ。


更には今まで見つかることのなかったナツキの遺体が湖で発見された。
そうして主の居なかった彼の墓に安置される事に。
きっとあの後、鉤翅も開放されたのだろう。
だから遺体が見つかり、こうして眠るべき場所でゆっくり安める事になったのかも知れない。


その後四人は揃ってあの湖へ。
花束を持って、湖に浮かべ、ナツキを弔う。


彼が眠る墓にはまだ行っていない。
館にずっといたナツキだったから、きっとこの湖にくれば、彼に届く気がしたから。


あの日探検したあの館は、今では取り壊されていた。
そこの主は、ずっと死者を蘇らせる研究をしていたんだとか。
けれどその研究が行き詰まり、結局自ら命をたったそうだ。


以来、あの湖では謎の死を遂げる人が後を立たず、ナツキが亡くなるあの事故の後、子供がまた事故にあうと危ないからと、取り壊されたようだ。


10年前のあの時も、今回の事件も、助けてくれたナツキに、みんなで約束した。


-----


ちゃんと前を向いて歩いて行くよ。
だって、あなたが命に変えて、守ってくれた命だから。
ありがとう、きっとずっと忘れない。



-----


ここで修正では無理と気づきました(笑)
本当に手直し出来るレベルじゃなかったので、大変読みづらいかと思います。


スポンサーリンク

タイトルとURLをコピーしました