金色のコルダ3 AnotherSky feat.神南/至誠館/天音学園【氷渡貴史】

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キャラクター紹介

Cvは三浦祥朗さん。
横浜天音の室内学部でチェロ担当。
冥加部長の演奏に感動し、彼と共に演奏したいと天音へ。


態度が大きく見えるが、実は面倒見の良い一面も。

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感想

ビックリしました。
以前も少し出てきて、この人は苦手って思っていて。
なので今回攻略出来ると知っても、全く興味が湧かなかったのです。
だからまさか好きになるなんて(笑)


偉そうな態度で悪いイメージを与えておいてからの、あの面倒見の良さとか、指導上手とかずるいです。
何より女神扱いされたのが最高でした(笑)
志水くんの時の女神とはまた違う女神感を味あわせてくれた彼に、感謝の気持ちでいっぱいです。


口も悪かったりしますが、照れてるのわかり易くて好感持てるし、凄く努力家なのもポイント高かったです。
次のシリーズになったりしたら、火原先輩のように、どこかで氷渡先生になってるのかな?なんて、そんな未来も期待してしまいます。


本当にダークホースでした(笑)
最高に素敵で、横浜天音は恐ろしい学校だなって思いました。


ネタバレ

この夏にあった事はすべて幻のように思える。
俺がお前を好きになった事も、お前が俺を好きになってくれた事も全部。



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中学の時、冥加のヴァイオリンを聴き感銘を受けた彼は、ひどく冥加に憧れていた。
だから冥加と演奏したくて、必死に練習し今の地位を得た。


横浜天音では冥加は絶対で、冥加に要らないと言われれば、本当に学校にいられないような場所。
そんな厳しい環境だからこそ、実力が全てだった。
実力さえあれば、何をしても許されるし、学校で我が物顏で過ごす事も許されるのだ。


だから転校してきたばかりの彼女や響也にとって、彼の態度は反感を買うに十分だった。


響也が天音を追い出されたのち、アンサンブルのメンバーとして選ばれた彼女には、冥加のアンサンブルの足を引っ張るなとうるさく言っていた。
けれど彼はそれだけの人ではなかった。


全国高校音楽コンクールで、彼の演奏が冥加に切り捨てられた時に、彼女が手を差し伸べた。
それをキッカケに二人の距離は近くなり、彼女は彼の知らなかった一面を見る事になったのだ。
まずは彼女の演奏にアドバイスをくれた事。
どこがどうダメなのか、どう直したらいいのかと。


そしてアンサンブルで合わせた時に、その注意点について話が出た時にまだ直っていない彼女に、「長年の癖はそんな簡単に抜けるもんじゃない」と、アドバイスを理解し直す努力をしている事を認めた上で、励ましてもくれたのだ。


さらには彼にとってはライバルでもある七海に対しても、的確なアドバイスをし、それがキッカケで七海の演奏は向上した。
彼女には、部長のアンサンブルのためだなんて言っていたが、頑張っている人を応援したいと言う優しい気持ちからだった。


小学生がリコーダーの練習をしているのを見かけた時も、頼まれてもいないのに口を出し、分かりやすく教えていたし、その子の友達にも、リコーダーを教えていた。
そして子供たちにとても喜ばれていたのだ。


彼は楽器への理解も深く、自分の楽器だけでなく、ほかの楽器に関しても的確なアドバイスが出来る。
音の聞き分けもよく出来ていた。
だから分かってしまったのだ。
今までは努力で冥加について来たが、自分にはこのまでが限界だと。
どこまでが努力でたどり着ける場所で、どこからが才能でしか行けない場所なのか、その境目を見極める目もあった。


だから進路の話になった時に悩んでしまった。
横浜天音は音楽に特化した学校だから、一般の大学への受験は難しい。
音楽をやっているからと言って、誰でも音大へと進めるわけでもない。
努力でここまできた自分が、演奏家になれない事は彼自身が一番分かっていた。


そんな彼に彼女が言ったのだ。
教えるのが上手いから、指導者の道はどうだろう?」と。
きっとか自身は意識していなかったのだろう。
自分では見えない自分の才能。
それが彼の場合は指導能力だったのだろう。


そんな新しい道が見えた頃、彼ら横浜天音は見事全国優勝を果たしたのだ。
彼の敬愛する冥加はこれで卒業。
冥加や天宮のような天才との共演は、夢のような時間だった。
彼の最終目標はここだったのだ。
そんな彼らとのコンクールも終え、本当なら何もなくなってしまっていたかも知れない。


でも今は彼女がいる。
冥加に宿敵と言われた彼女の演奏は、彼が共に音を奏でたいと思うに充分だったろう。
そしてその後の事だって、もう何もないと思う必要もないだろう。
指導能力があると、他ならぬ彼女が認めてくれたのだから。


演奏家と指導者と道が分かれる未来があったとしても、共にコンクールを戦い抜いた絆が二人を繋いでいるから。
高校を卒業したその後も、大切な恋人として、共に歩んで行くことだろう。


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お前の事が何より誰より好きでたまらない。
お前の事を好きだと思うこの気持は、きっと一生消えやしない。


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