キャラクター紹介
CVは内田雄馬さん。
楽団のチェロ担当。
ファルガーはチェロが斧の形に変わる。
親に売られて楽団に居る為、出る事が敵わない。
その腹いせのように、日々悪戯を繰り返す彼は、劇団を騒がせる存在。
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感想
まず何より、内田さんの声が物凄い好みで、そこに一番驚きました!
ディー君を魅力的にしてくれる、そんな声と話し方に感動しました。
明るく元気な悪戯っ子な彼は、一見年下のように見えますが、主人公よりも年上。
だから普段はクラヴィアさんに面倒を見てもらって居る印象ですが、孤児院の子供たちからは、お兄ちゃんと慕われている所も凄く良かったです。
闇は想像以上に切ない感じでしたが、彼のキャラクターのお陰で、最終的にそこまで重く感じる事なく、解決出来たのも良かったです。
クラヴィアさんとの関係も素敵でしたし、あの観察日記の最後のページの言葉、本当に感動しました。
感動と言う意味では、ヴィッセにはかないませんが、凄く素敵でした。
ディー君と一緒に居たら、毎日笑顔が絶えないだろうなって。
二人目の攻略なので、ヴィッセと比べてどっちが好きとか、そんな事も言いたいのに、あいにくどっちも素敵で、今はまだ決められない感じです(笑)
内田さん、素敵なディー君をありがとうございました。内田さんの声、大好きになりました!
ネタバレ
俺は、『音の力』を、ファルガーを、無理矢理脳味噌に埋め込まれた人工物なんだ。
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彼の母は、生まれた子供に名前もつけず、育てる意思もなく、王立楽団に彼を売り飛ばした。
それだけでも充分過ぎるくらい、辛い出来事なのに。
彼を買い取った楽団は、人体実験に彼を利用したのだ。
行なって居た実験は、音楽の才能などない一般人に、ファルガーの力を与える実験。
これが成功すれば、楽団は必死になって、音楽の才能のあるものを探す必要がなくなる。
作ればいいのだから。
そうして行われた実験は、彼のように売られた子供たちを使い行われた。
けれど彼を除くほかの子供は、実験に耐えられず命を落とした。
そうして彼、D号機だけが、その実験の唯一の生き残りとなったのだ。
けれど彼は演奏をする事もなく、ファルガーの力を制御できないままに、周りのものを壊して居た。
失敗作だ。
だから、そんな風に言われてしまった。
そうして彼の調律を任されたのが、クラヴィアだった。
楽器も壊してばかりの彼に、
そんなに壊したって、楽器は君を嫌ったりはしませんよ。
そう優しく微笑むクラヴィアは、売られて来た帰る場所のない彼に、悪戯を教え、楽しませた。
少しでも楽団を好きになるように。
楽団を自分の家だと思えるように。
だから、D号機観察日記にも、『失敗作』と最初のページに記し、最後のページには、『家に帰ったら、手洗いうがいの前に、ただいまを言いましょう』と書いたのだ。
母親に名前もつけて貰えなかった彼に、D号機ではなく、『ディー』の名を与え、親が子に教えるようなことを彼に教えてくれたのだ。
そうして悪戯っ子の彼が出来上がり、楽団内ではそれなりに楽しそうにはして居るものの、一向に演奏する事がなかった彼だったが、彼女との出会いから生まれた変化により、音楽と向き合い、ジルベスターで華々しいデビューを飾った。
その後、調子を崩したクラヴィアが入院、ヴィッセは行方不明、更にハルトとアルシェも、忘却の使徒との戦いで負傷し入院と、五線譜は彼一人の状態で迎えた演奏会。
そこを狙って現れた忘却の使徒だったが、あらかじめ彼が仕込んでおいた悪戯の効果で、闇が暴走する事もなく、更にはみんなも合流し、無事に勝利した。
そうしてそんな彼を支えてくれた彼女とも、結ばれた。
そんな二人が今頑張っているのは、調律師のスカウト。
体の不調から、楽団を去ったクラヴィアを今度は調律師として仲間に加えようと考えているのだ。
今はまだ「考えさせて下さい」で、口説き落とせては居ないけれど、あの五線譜のメンバーが、再び楽団に結集する日は、案外近いかのも知れない。
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ぜってぇ口説き落としてやる。
そうしていつか、またクラヴィアと演奏するんだ。
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