花朧~戦国伝乱奇~【柴田勝家】

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花朧 ~戦国伝乱奇~ - PS Vita

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キャラクター紹介

CVは櫻井孝宏さん。
織田の家臣。

酒飲みで女好きな彼ですが、誰に対しても偏見がない性格から、みんなに慕われている人。
幼い頃は彼女の世話をしてくれて居たのに、最近は避けられるように。
彼女もまた勝家を幼い頃から慕って居たので、そんな現状に我慢できず、距離を縮めようとした事から絆を深める。

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感想

勝家がどうと言う前に、凄く歴史通りの相手の元に嫁ぐと言う、なかなか衝撃な展開でした。
そこからどうするんだろう?と、ドキドキしましたが、さらに凄い物も隠れて居て。
本当にビックリなシナリオでした。

そして全体を通して、どのキャラのスチルも素敵ですが、勝家の場合、特にスチルに力を感じました!
結構大人な感じのスチルで、そこでもドキドキしてしまいました。

最近は繊細な感じの男性が好みなので、粗野なイメージの勝家は、正直ないって思ってました(笑)
なのに、気づいたら一番好きに。
切ないシナリオもとても良かったですね!

そして彼のルートだと、信長様もそう怖くなくてよかったです(笑)
予想外にときめいてしまって、本当に嬉しい誤算でした。
櫻井さん、素敵な勝家をありがとうございました!

ネタバレ

もう姫さんが子供に見えないから困ってるんだ。

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小さい頃の思い出話をすると覚えてないと素っ気ない態度。
昔は彼女の面倒も見て居たのに、最近は彼女を避けるように。

嫌な感じがするから。

そう彼は言っていたし、確かに勘の鋭い彼は嫌な感じを感じ取っていたのだろう。
でも、理由はそれだけじゃなかった。
彼が本物の柴田勝家じゃない事を悟られたくなかったから。

その昔、彼がまだ石川五右衛門だった頃、明智光秀の印籠を奪った事があった。
大事な印籠だと、取り返そうとした光秀に執拗に追いかけられ困っていた時に、本物の勝家に出会った彼。
自分にそっくりな勝家の容姿に驚き、勝家と入れ替わった。

盗賊である五右衛門は、勝家から名前も地位も奪ってしまった。

その後、信長にはすぐに偽物だとバレたものの、実力のあるものを登用する信長なので、彼の働きを評価し、勝家として接してくれた。

そうして織田家の中でも、彼本来の人を平等に扱う性質などが好かれ、みんなにすんなりと馴染んでしまった。

そんなある日、光秀が彼の遠縁のものだと柴田勝全を紹介し、勝全が彼の家臣になることに。

その勝全こそが、本物の勝家。
彼に何もかも奪われた者だった。

そうして奪った彼だけでなく、彼を認める信長や、彼を慕う織田家の家臣達、更には彼を愛する彼女までをも憎むように。

そうして光秀に手を貸し、本能寺で信長を亡き者に。

それだけでは飽き足らず、彼と彼を勝家だと認める周りの者までをも亡き者にしようとした勝全。

そんな勝全に、後代返しで、盛政に彼が殺されてしまうのを阻止し、代償として声を奪われた彼女が、必死に伝えようとしたのだ。

小さい頃、可愛がってくれた頃と変わらず、今も私を恨みながらも助けてくれる優しい人だと。
あなたの居場所はちゃんとあるから、こんな事はやめてほしいと。

けれど言葉がなくては伝えられず、困っていた彼女を見かねた玉と黒が、代償を別なものと交換する形で、彼女に声を返してくれた。

戻った声で、幼い日の感謝や、今も変わらない彼の優しさの事、そして居場所はあるからこんな事はやめよう…などと、気持ちを伝えた事で、気持ちを変えた勝全。

けれど燃え盛る北ノ庄城で、そのまま果てる事を選んだ勝全。

二度も主を裏切ったから、戻る事は出来ない。
もう、疲れました。

そう言葉を残して。
それでも彼女の思いは、確かに彼に届いていたのだろう。
彼女達を燃え盛る城から、逃してくれたのだから。

その後、勝家の名前を亡き本人に返し、彼は五右衛門として盗賊に戻った。
彼女とともに。
そして義賊として活躍する彼の隣で、幸せに過ごす彼女。

そんな彼女の姿を側で見守る黒と玉。
けれど彼女には、もう二人の子狐の姿は見えない。
だって、声を返した時に代償として二人が彼女から奪ったのは、二人と過ごした思い出だったから。

彼女が忘れてしまっていても構わない。
大好きな彼女が、愛する人と幸せに暮らすのなら。
ただ、俺たちは、そんな姫さんを見守るだけ。

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今まで色んなお宝を盗んで来たが、俺の一番の宝はあんただ、姫さん。

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