MAGES.さんとLOVE&ARTさんのNintendo Switch用ソフト「幻想マネージュ」で羽多野渉さん演じるキャラクター、ヒューゴの感想とネタバレ(あらすじ)をまとめました。
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キャラクター紹介
※「幻想マネージュ」は乙女ゲーム制作ブランド『MAGES./LOVE&ART』の作品です。
バナーの画像はこちらからお借りしております。
CVは羽多野渉さん。
レーヴ移動遊園地の園長を務める人。
マネージュの前で彼女を見つけ、自分たちの事情に巻き込んだ張本人。
レーヴに囚われているため、そこから出ることが叶わないまま、7年もそこに閉じ込められているという。
彼女がレーヴで働くことになり、次第に絆を深める。
感想
大変感動な内容でした。
パステルカラーなファンタジー感ある世界が好みで、内容以前に十分感動していて。
そこまで内容に期待していませんでした、最初は。
ところが内容もすごく良くて、泣きました!
オススメ攻略順では一番のヒューゴさんですが、ほとんどのことが彼のルートで分かってしまいます。
だからそれを踏まえて他の人をやるとやりやすくはあると思います。
それでも大事なネタバレ要素は後で美味しくいただきたという方は、後半に回した方がいいかもしれません。
あとは一人で満足してしまうタイプの方も(笑)
ヒューゴさんを攻略しないとアルノーのルートが開かないようなので、他の人達を攻略したあと、ヒューゴさんとアルノーという形で終わると、最後においしい要素満載な感じになるかと思います。
私は割とせっかちなので、自分の中の予想の答え合わせもしかったこともあり、オススメ順通りにヒューゴさんから攻略しましたが、満足しました。
結構予想通りの展開でした。
そう答えが分かってホッとしながらも、それでもしっかり感動させてくれる上手なシナリオでした。
後半は甘いし、泣けるし、「どうしてこうなったの?」と謎を解き明かしていく感じもあり、とても楽しかったです。
ヒューゴさん本人は、残念ながら好みではありませんでしたが、泣けたので攻略出来てよかったです。
ありがとうございました!
ネタバレ
7年経って君と再開しても、君は変わらず俺にとっての希望だった。
俺の心を変えて、俺が送ったものを何倍にもして返してくれる。
俺たちの出会い
出会いは7年前。
彼女の父が俺の働く遊園地のオーナーになったことがキッカケ。
遊具技師として働く当時の俺は、無愛想だったがとても有能だった。
しかしそれが災いして、誰とも馴染むことが出来なかった。
そんな俺を救ったのが彼女と彼女の父だった。
ある日オーナーが、人に馴染めない俺を自宅に招き、愛娘を紹介してくれた。
まだ10歳の女の子。
人とうまく付き合えない俺にとって、10歳の女の子との接し方は大変難しかった。
それでも無邪気な彼女とは、いつの間にか打ち解け、年齢を超えて俺たちは友人となったのだ。
幼い彼女は、俺をとても信頼してくれたのだろう。
魔女であることを秘密にしなければならなかったのに、ある時魔法を見せてくれたんだ。
持っていたぬいぐるみを空中で踊らせて。
思わず笑顔になるようなかわいい魔法。
けれど彼女は「魔法は悪いものなの?」と不安げに尋ねるのだ。
だから「魔法は悪いものじゃない。こんなにも俺を笑顔にしてくれるんだから」と答えたんだ。
君のためのマネージュ
彼女たち親子のお陰で、俺は次第に仲間とも打ち解けられるようになっていった。
穏やかな日々が続いていたものの、世の中には不穏な空気が流れてもいた。
戦争が始まったから。
各地で遊園地が閉鎖され、遊具の金属を溶かして武器にする。
そんな作業が行われていた。
国民から娯楽を奪うだけでなく、人々に夢や希望を与える遊具を人の生命を奪うものに変えてしまうなんて。
俺たちには到底耐えられるものじゃなかったけれど、戦争は容赦なく俺たちに近づいて来た。
そうしてついに俺たちの遊園地にも軍人が訪れ、遊園地は閉鎖に追い込まれた。
オーナーは閉鎖せずに済むように、遊具を守れるように必死に頑張ってくれた。
けれどその願いは叶えられなかった。
次々と遊具が取り壊される中、最後に残ったのはマネージュだった。
これはマネージュが好きな君のために、君の好きな絵本を参考に作ったものだった。
これが完成したときの君は、とても喜んでくれたよね。
だから俺はこのマネージュと同じオルゴールを君に贈った。
不穏な時代だったから。
いつ何が起こるか分からなかったから。
だからせめて君のためのオルゴールを、形に残しておきたくて。
レーヴに囚われた瞬間
残されたマネージュ。
だから俺は必死に頼んだんだ。
「どうかこれだけは、これだけは取り壊さないでくれ!」と。
けれど軍は聞く耳を持たなかった。
それでも俺もみすみす大切なものを壊させない!と、マネージュの前を動かなかった。
事件はその時に起こった。
俺の抵抗にしびれを切らした軍人が、俺に銃口を向けたのだ。
撃たれる…と思った次の瞬間銃声は聞こえたものの、痛みは訪れない。
驚き目を開くと、俺の前に小さな女の子が立ちはだかっていた。
それが10歳の君だよ。
小さな体で俺をかばって、代わりに銃弾を受けてくれたんだ。
幸い銃弾は君の胸に光る星のペンダントにあたり、君は無事で。
けれどまばゆいほどの光が放たれた。
みながその光に驚く中、俺は再び軍人に銃で撃たれ、致命傷を負った。
もうこれで終わりだと思った。
暗い闇に落ちていくことを感じていた。
けれど、次に気づいたとき、俺は遊園地に立ち尽くしていた。
そこにはマネージュだけでなく、すでに取り壊された遊具もあった。
けれど君が居ない。
他の人も見当たらない。
それが俺がレーヴに囚われた瞬間だった。
レーヴ移動遊園地
あの日の出来事をしっかりと理解出来てる訳じゃない。
でもきっと、あの日俺は本当なら死んでいたんだ。
けれど彼女が、あの小さな女の子が魔法を暴走させながら、俺を助けてくれたんだ。
レーヴに縛り付ける形で。
今の俺は、多分魂とかそういう存在。
本体である肉体がどうなっているのか?
ここを離れることが出来なくなってしまった俺には、知ることも出来ない。
そうして7年の月日が流れた。
流れる月日の中、彼女の父親が亡くなったと耳にした。
けれど彼女の安否が分からない。
銃弾を受けたのがペンダントだったから、無事でいてくれるはずだ…と、そう信じることしか出来なかった。
その後、俺以外の魂がここにあつまり、俺たちはレーヴ移動遊園地として、各地を回るようになった。
そうして訪れたブランブールの街で、俺は君と再会した。
俺が君のために作った、あのマネージュの前で。
だから頼んだんだ。
俺を、みんなをここから開放して欲しいと。
きっと君なら出来ると思ったから。
この優しい魔法をかけた本人なのだから。
記憶のカケラ
再会した君は、俺のことを覚えてはいなかった。
何でも事故に巻き込まれ、7年前の記憶がないのだという。
良かったと思った。
あんな残酷な記憶は、きっと忘れたままの方がいい。
それに俺と親しかったことを思い出したら、きっと君は辛くなるから。
俺たちを囚えた原因が自分の魔法だと知らないままがいい。
レーヴからの開放が俺の死を意味するなんて、知らないままがいい。
けれど君は昔二人で考えたプロジェクトの設計図を見つけてしまった。
君の魔法と僕の技術をあわせて、夜に光り輝くマネージュを演出しようと計画したときのものだ。
それはマネージュを置く広場の名前から『スターライツ』と名付けたプロジェクト。
設計図を見つけた君が、スターライツを成功させよう…と言い出したことから、おかしくなってしまった。
俺と君は近づき過ぎてしまい、君は記憶の一部を取り戻してしまったんだ。
スターライツは成功し、お客さんは皆笑顔だった。
君の魔法はいいものだと証明したい…という当時の夢も叶えられた。
けれど誤算だったんだ。
君が記憶の一部を取り戻すなんて。
記憶のカケラを手に入れた君は、あの広場のことも思い出した。
そうしてあの広場で本当の意味で約束を叶えたいと言う君の提案の元、俺たちはパリへと行くことになった。
もう君の魔法の覚醒は十分だった。
今の力があれば、間違いなく俺たちを開放出来る。
だから決めたんだ。
そのスターライツを最後にしようと。
それで俺たちは彼女の力でレーヴから開放されるのだと。
俺だけの魔女
そうしてレーヴがパリに着いた頃、君の元へ幼馴染のアルノーが訪れ、君に全てを話すときが来た。
本当は何も知らないまま、開放を行ってもらうつもりだったんだ。
君には重いものを背負わせたくないと思ったから。
けれど全てを話すときが来てしまった。
アルノーが俺のまつわる噂を調べたことで、病院であの事件の日以来眠り続けている俺に会ってしまったから。
アルノーとともに俺の元に訪れた君に、俺は全てを話した。
君との出会い、マネージュのこと。
そして俺が開放後どうなるのか?ということも。
あの日死んでしまうはずだった俺がレーヴから開放されるということは、おそらく死を意味する。
未だにあの体が病院で眠っているのは、君の魔法が俺をここに縛り付けて残してくれたから。
君はそのことを申し訳なく思ったみたいだけど、そんなことはないんだ。
この魔法のお陰で、俺はもう一度君と再会することが出来たから。
そして再び出会った君に心惹かれることも。
俺の話にショックを受けたようだった君。
でも君はすごい女の子だよね。
ちゃんとそれを受け止め、自分なりの答えを見つけたんだから。
君の見つけた答えは、俺たちをレーヴから開放する…というもの。
そして言うんだ。
あなたを死なせたりしない…と。
とつも強い光を宿した目で。
そんな君の強い意志の力で、俺たちは無事にレーヴから開放された。
そしてずっと眠ったままだった俺の元に訪れた君は、持っている全ての魔力を俺に注いでくれた。
俺の生命を救うために。
そんな君の魔法の力が、再び俺に生命を与えた。
今度はちゃんと俺の肉体の中に。
レーヴから開放された俺だったけど、やはり遊園地が好きで。
そして遊具技師の仕事が好きだから。
だから世界を旅して遊具技師としての技術を学びたいと思った。
魔力を失くした君の代わりに、今度は俺が魔法を使えるように。
技術があれば、魔法を使わなくても、スターライツのような光の遊園地を実現出来るはずだから。
そんな俺に「会えなくなるのね」と悲しそうな君だったけど。
俺が君と離れるはずなんてないじゃないか。
最初から決めていた。
君と世界を旅するんだ…と。
俺だけの魔女の温かい魔法に生かされた生命。
これからは君の笑顔のために、俺が魔法を使うから。
だからどうか、これから先もずっと俺のそばにいて。
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