幻想マネージュ【セルジュ】

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Nintendo Switch用ソフト 
発売元:MAGES. 
ジャンル:女性向け恋愛ADV 
発売日:2020年1月30日

MAGES.さんとLOVE&ARTさんのNintendo Switch用ソフト「幻想マネージュ」で梅原裕一郎さん演じるキャラクター、セルジュの感想とネタバレ(あらすじ)をまとめました。

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キャラクター紹介


※「幻想マネージュ」は乙女ゲーム制作ブランド『MAGES./LOVE&ART』の作品です。
バナーの画像はこちらからお借りしております。

CVは梅原裕一郎さん。
レーヴの経理担当で、元軍人。
とある出来事をキッカケに、レーヴで働くようになり、その出来事がキッカケでヒューゴに忠誠を誓っている。

義手が壊れた際に、仕事が不自由になり彼女が補佐としてついたことで絆を深める。

感想

すごく感動しました。

真面目そうでメガネな冷たい印象のキャラって昔は苦手だったんですよね。
きっと普段の私ならお友達の担当かな?と任せてしまったところ。

ところが最近パルマをプレイした影響もあり、梅原さんであることで気になってしまったんですよね。
そうして珍しく積極的に攻略に行ったところ、すごく好みでした。
感動したし、あからさまなヤキモチなんかもときめきました。

すごく大事にしてくれて、とても心配してくれて。
ちょっと過保護な感じも好みでしたね。

後半甘くなるのですが、その前は一度断念しそうな瞬間もありました。
ありましたが、そこを乗り越えたら、彼の良さが見えて来たように思います。

そして全くセルジュさんとは関係ないのですが、彼の友人のジルさん。
ものすごい好みの声で、ジルさんがいる間は少し浮気しながらプレイしていました(笑)
なんでこんなに心惹かれるいいお声なのだろう?と思ったところ、元から好きな藤原祐規さんがCV担当されてたんですね。
古い方の英国探偵ミステリアとか、藤原さんが攻略キャラって本当に少なくて。
こんな素敵なお声なので、ぜひメインキャラとして藤原さんとも出会いたいです。

…と話がセジュさんからそれましたが、本当に良かったです。
終わり方も、ヒューゴさんのときよりも好きな感じです。
何より二人が最後に選んだ職業も、とても素敵だなって思いました。
攻略出来てよかったです。

最後にまた余談ですが、セルジュさんのメモ書いてた紙を触ったら、何か柔らかい感触がありました。
よく見ると我が家の愛猫がおトイレを出るときに肉球につけて来たう○ちがついていました(笑)
気づかず思い切り触って広げてしまいました(笑)
今、そんな指でこの感想を打ってます(笑)
…というような心に残る出来事もありましたという報告で、感想を締めさせて頂きたいと思います!

ネタバレ(あらすじ)

貴方はいつも一生懸命だった。
慣れないことでも努力を惜しまず力を尽くす。
その強さを私は知っている。
信じるかだと?
当たり前だ。
貴方自身の強さを見くびるな。

6年前のハーメルン事件

今から6年前のこと。
私は同僚のジルとともにハーメルン事件と呼ばれる事件を追っていた。
当時私は軍に所属し、特殊任務を担当していたのだ。

貿易商の兄のように器用に生きられない私には、傍から厳しいと思われている軍は、大変居心地のいい場所だった。
ただ自らを磨き上げ、与えられた任務をまっとうする。
そんな日々は充実していた。

任された任務は、一連の行方不明や死亡事件とレーヴ移動遊園地の関連を調べるものだった。
そうして調べた結果、レーヴと事件に関係がない事が分かった。
しかし全てではなかった。
死亡事件とレーヴのいた時期がかぶるものも多かったのだ。

そして私はその後、その理由を知るところとなった。
なぜなら私もその一人となったからだ。

魂を引き寄せる場所

事件の調査中、私が馬車に轢かれるという事件が起きた。
相手は馬車だ。
いくら体を鍛えている軍人と言えども、太刀打ちできるはずなどない。
当然死を覚悟した。

しかし、次に気づいたとき、私はレーヴの中にいた。
たまたま轢かれた場所がレーヴの前だったということもあり、ヒューゴが助けてくれたのだ。
ダメになった片腕と、止まってしまった心臓を機械化することで。
そしてここレーヴにかけられた魔法が、その心臓を動かしてくれているのだという。

にわかには信じられない話。
けれど確かに死を覚悟する程の事故にあったのだ。
うっかり助けてしまったけど、良かったかな?」と軽い口調で言う目の前の男が、嘘をついていないということは分かった。

そうして私はヒューゴ同様、ここに囚われることに。
ヒューゴのように鎖で繋がれている訳ではない。
ただ魔法の補助により動いている心臓が、ここから離れると3時間程度で動かなくなってしまうのだ。

そう、私は本来ならあの日死んでいたはずだった。

だから生命を与えてくれたヒューゴに忠誠を近い、以来ここで経理を担当するように。
そうして分かった。
死が近い魂は、ここの魔法に吸い寄せられて集まって来るということが。
そんな彼らを私たちは『特別なお客さん』と呼んでいた。

そのこともハーメルン事件に関わっていると、疑われた原因の一つだったのだろう。

初めての想い

私とジルが調査したことにより、ハーメルン事件はレーヴとは関係がないと証明された。
そうして全てが終わるはずだった。
しかし、6年の月日を経た今になって、再びその噂が流れるようになったのだ。

そして時を同じくして現れた彼女。
ヒューゴがスカウトした魔女で、彼女がその魔力で私たちをレーヴから開放してくれるのだと言う。
そのため、レーヴで働きながら、魔法の覚醒に務める彼女とは、私の義手が壊れたことをキッカケに親しくなった。

経理のことなど何も分からない彼女だったが、教えたことはすぐ覚えるし、なんでも一生懸命の取り組む女性だった。
そんな彼女にヒューゴは彼女の父が遊具の技師だったことから、彼女に私の義手のメンテナンスを教えた。
修理だって彼女にやらせた。

そんなとき、おかしなことが起きたのだ。
メンテナンスで彼女が私の腕に触れることに、私が耐えられなくなってしまったのだ。
彼女に触れられると、なんだかとても落ち着かなくて

そのときはすぐにそれが何なのか、気づくことが出来なかった。
けれどヒューゴに話したことで知ることになったのだ。
私が彼女に好意を抱いていると。

ハーメルン事件ふたたび

そうして彼女との心地の良い時間が始まった。
けれどこれは永遠ではない。
彼女はレーヴから私たちを開放するため、ここにいるのだから。

開放が成功したとき、私は生きては居られないだろう
もちろんすぐに機械の心臓が止まる訳ではない。
3時間程度は動くだろう。
けれどそれで終わりだ。
もう私の心臓の動きを助けてくれる魔法はなくなってしまうのだから。

けれど彼女はその事実を知ると、「私がセルジュさんを死なせません」と言うのだ。
その気持はありがたい。
けれどそれは彼女を縛ることになるから。
定期的に魔法の力を送るということは、ずっとそばに居なければ叶わない。

私のために誰かが犠牲になる必要はない」と、彼女を縛り付けたくなくて、その申し出を断ったこともあった。
けれどある事件をキッカケに、私は欲張りになって行ったのだ。

それが再び起こったハーメルン事件だ。
この街に居る友人のジルが、軍の動きを知らせてくれたのだ。
再びハーメルン事件の噂が広まり、軍が秘密裏にレーヴを囚えに来ると。

そうして私たちは予定を早め、開放を諦め、この街を去ることにした。
いつかまた戻って来ると彼女に約束して。

魔女狩り

そうして街を出て、森を隠れながら移動している中、彼女が軍に狙われていることを耳にした。
だからヒューゴに話し、一人レーヴから離れて彼女を助けに街に戻った。

死ぬかもしれなかった。
3時間から4時間しか、レーヴを離れることが叶わない身だから。

それでも自分の生命よりもずっと、彼女の身の安全の方が大事だった。
気がかりだった。

そうして無事に軍に連行されている彼女を救出。
その後、彼女の家族でもあるアルノーと合流。
彼から一連の出来事についての詳細を知らされた。

そうして分かったことは、今回の事件は軍が魔女狩りをしていることを隠すため、以前広がった噂をまた軍自ら広げて隠れ蓑としているということだった。
これはおそらく軍の過激派が、他国との戦争に備え、魔女の力を軍事力とするための研究をしようと考えたことから起こったことだろう。

更にアルノーは魔女狩りにあい連れ去られた娘たちが、今は廃墟となっている軍の施設につれて行かれていることまで調べて来てくれたのだ。

彼からの情報を元に、彼女とともに廃墟へ向かった。
しかし中に突入すればどんな危険があるかも分からない。
私一人ならばまだしも、彼女を守りながら無事に出て来られる自信はなかった。
だから彼女を廃墟の外に残し、万が一日が暮れても私が戻らない場合は、街に戻りアルノーに助けを求めてくれと頼んだのだ。

ジルのくれたもの

必ず戻ると約束して突入した私だったが、結局ジルにより囚えられ、約束を違えることに。
その後、街へ助けを求めに逃げた彼女も、途中足を撃たれたことで囚えられ、私の閉じ込められた牢獄へと連れて来られてしまった。

そこでレーヴの場所を聞かれた。
その前も散々聞かれたが、私は決して答えなかった。
しかし今度は違う。
先程私が受けた拷問を彼女にも受けさせるというのだ。

けれどジルは「どうするかよく考えるんだな」といい、私たちに時間をくれた。
変わってしまったと思ったジルだったが、きっと何かあったに違いない。
時間をくれたのも、レーヴが逃げられるように情報をくれたことも、きっと彼が変わっていないという証だったのだろう。

そうして私たちはジルに貰った時間を使い、彼女の魔法で私の義手を強化し、無事に脱出することが出来た。
廃墟から逃げ出す前に、どうしても軍による魔女狩りの証拠となるリストを探したかった。
そうしなければレーヴが事件と無関係だと証明出来ないから。
だからリスクを犯してでも、私たちはそのリストを探した。

しかし目的の部屋を彼女が探しているときに、ジルに追いつかれてしまったのだ。

もうダメかもしれないと思った私だったが、ジルは私たちに証拠となるリストを渡してくれたのだ。
本当は自分で告発しようと証拠を集めていたという彼は、弟を盾に軍に脅され、仕方なく今回の件に加担していたという。
それでも犯した罪は罪として自覚している彼は、きっとしっかりと罪を償い、大好きな弟に誇れる兄になることだろう。

レーヴの開放

廃墟を逃げ出した私たちは、その後無事にアルノーと合流。
アルノーには事前に軍の穏健派に今回の事件を知らせて欲しいと頼んでおいたのだ。
その甲斐あって、無事に穏健派により今回の過激派の騒動は鎮圧された。
更にはレーヴも無事に保護された。

自体が収集したことで、再び街へと戻ったレーヴはまた営業を再開。
そして当初の予定どおり、彼女の魔法でレーヴの開放が行われることに。

私の腕や心臓に魔法を送ることで、彼女の魔法は十分な安定を見せて居た様子だった。
そうして無事にレーヴの開放が行われた。

解放後、そこには彼女の他には私とクリエしか居なかった。
だから「失敗してしまったのでしょうか?」と彼女は不安げな顔を見せた。

でもそうじゃない。
これで成功なんだ。

私たち以外は、ここにあるべき存在ではなかったから。
ただレーヴの魔法で姿を得ていた、魂のような存在だったから。

それを知り、ショックを受けた彼女。
しかし彼ら自身も開放を望んでいたのだ。
だから彼女がしたことは、彼らの望みを叶えただけ。

クリエが新たな旅に出て、残された私に彼女は言ってくれたのだ。
ずっとそばに居たいんです。私の人生をすべてあげますから、セルジュさんの人生を私にください」と。

その3ヶ月後、私は彼女とともに義肢の店を開いていた。
彼女の技術を活かし、人々に義肢を提供するのだ。
まだ彼女とは恋人のままだが、もう少し店が安定したら、彼女の家族にも安心してもらえるはずだ。
そうしたら結婚を申し込む予定だ。

本当ならレーヴの開放とともに潰えるはずだった生命。
今度は彼女がつないでくれたから。
これからも彼女とともに、支え合いながら生きていこうと思う。
レーヴでともに過ごした仲間たちの分も。

 

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