幻想マネージュ【アルノー】

この記事は約10分で読めます。
Nintendo Switch用ソフト 
発売元:MAGES. 
ジャンル:女性向け恋愛ADV 
発売日:2020年1月30日

MAGES.さんとLOVE&ARTさんのNintendo Switch用ソフト「幻想マネージュ」で阿部敦さん演じるキャラクター、アルノーの感想とネタバレ(あらすじ)をまとめました。

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キャラクター紹介

※「幻想マネージュ」は乙女ゲーム制作ブランド『MAGES./LOVE&ART』の作品です。
 バナーの画像はこちらからお借りしております。

CVは阿部敦さん。
主人公の幼馴染で、両親を亡くした主人公と一緒に暮らしている。
新聞記者をしており、彼の書く文章には定評がある。

優しく時には過保護なほど彼女を守ってくれる兄のような存在。
しかし主人公がレーヴで働き始めたことをキッカケに、幼馴染だった彼との関係に変化が。
レーヴに取材に来たり、彼女の迎えに来るたびに、特にヒューゴを相手にヤキモチをやいているかのような素振りを見せるように。

感想

実は一周目で読めてしまっていたので、驚きは少なかったです。
ただアルノーがあんな風になるなんて…という衝撃はありました。

最初から絶対的に信頼出来るポジションだったので、彼女のためにとしたことなんだと思いますが、結構ショックでしたね。
それもあって、アルノーの好きキャラランキングは低めに(笑)

そんな気持ちと、藤原さんへの愛があるから、やっぱりジルが素敵でした。
特に結構助けてくれる感じもあり、セルジュさんとジルが素敵に見えるシナリオに感じてしまいました。
もともと二人のことが好きだからというのもあると思いますが。

そんな感じで愛せるほどではありませんでしたが、シナリオ自体は大変楽しませて頂きました。

ネタバレ(あらすじ)

お前が俺を信じてくれるなら、絶対に大丈夫だ。

二人の出会い

まだ彼が幼くて、素直になれなかった頃。
彼は友人とともに、新聞に載っていた遊園地へと足を運んだ。
そうして彼は彼女と出会った。

彼女は父の遊園地が大好きだったから、出会った彼に「案内してあげ」と提案した。
しかし彼は素直になれない年頃だったことも手伝い、遊園地をつまらないと思っていた。
だから彼女の提案を素直に受けられず断ってしまったのだ。

その後再び彼女のことが気になって訪ねた遊園地。
すると再びあの女の子と出会った。
そうして彼女は、あの日邪険に断った彼に、笑顔で「今度こそ、遊園地を案内してあげるね」というのだ。

そんな彼女の様子に、彼はすっかり心奪われてしまった。
だって自分はあんなにそっけなかったのに。
そんな彼を再び見て、嫌な顔を見せるのが普通だろうに、彼女は違ったのだ。
また来てくれて嬉しいと喜び、遊園地の楽しさを知って欲しいと案内してくれたのだ。

以来彼は彼女に会いたい一心で遊園地へと通った。
しかし彼女とあの日のように言葉を交わすことはなかった。
彼女はいつも整備士のヒューゴと過ごしており、楽しそうなその笑顔を盗み見るだけだった。

だから家に帰った彼は、思わず父に漏らしてしまった。
気になる女の子に振り向いてもらえないのだ…と。
そこで終わればきっと何事もなかっただろう。
しかし彼はうっかり言ってしまったのだ。
あの子が遊園地の娘じゃなかったら良かったのに」と。

その一言が後に大きな事件を起こすキッカケになるなんて、その時の彼は知るよしもなかった。

軍人の父

息子の話を聞いた父のダニエルは、遊園地の一言にとても興味を示した。
各地で戦乱が起こる時代。
フランスも戦争に使う鉄材が不足していた。
だからちょうどいいと思ったのだ。
鉄材を回収するために。

鉄材の回収と称して、各地で遊園地が狙われていた時代だった。
そのことは彼女の父も危惧していた。
そしてついに、鉄材回収の魔の手は、彼女の父の遊園地にも忍び寄ってきたのだ。

手紙を何度も受け取りながらも、拒否し続けて来た父。
しかし軍はそんな父の遊園地を見逃してはくれなかった。
そうしてあの日が訪れた。

勝手に権利書を偽造され、軍に遊園地が奪われようとしていた。
スタッフは必死に抵抗するも、軍の力に敵うわけがない。
そうして一人、また一人とスタッフは遊園地から姿を消し、次々と遊具が解体され始めた。

人々に夢を与えるはずの遊具は、人の命を奪う道具となるために解体されてしまうのだ。
そんなことに彼女の父もヒューゴも耐えられなかった。
だから最後に残ったマネージュだけは守りたいとヒューゴは必死の抵抗を見せた。
あのマネージュは、彼女のために作ったものだから。
彼女に喜んでもらうため、彼女の好きな絵本のマネージュをモデルに作った大切なものだ。

しかし、ヒューゴのそんな思いを汲んでくれるほど、軍人は優しくはなかった。
そうして邪魔者を排除するとばかりに、彼に銃口を向け、ヒューゴは撃たれてしまった。

そんな様子を隠れて見ていた彼女は、耐えられず飛び出して来た。
そうしてヒューゴに更に銃弾を打ち込もうとしているダニエルの前に立ちはだかった。

子供が目の前に現れたにも関わらず、放たれた銃弾。
弾は彼女の胸の星のペンダントにあたり、跳ね返った。
そうして彼女からはまばゆいばかりの光が発せられた。

その衝撃と、ヒューゴを遊園地をマネージュを守ろうとした彼女は、そのまま魔法を暴走させ、苦しみながら意識を失った。

そんな様子を彼は隠れて見ていたのだ。
父がこんな恐ろしいことをするなんて、思いもしなかったから。
そうして彼女が倒れた時、彼は怖くなってその場から逃げ出した。

彼が去った後、彼女が魔女だと知ったダニエルは、その力を欲した。
だから倒れた彼女を保護しようとした。
しかし父はそれを許さなかった。
当然だ。
軍人に魔女の娘が捕まって、その娘に幸せな未来など誰が想像するだろうか?

だから必死に抵抗したのだ。
愛する妻を亡くし、娘まで失ってたまるかと。

けれどそんな娘を愛する父の想いをダニエルは踏みにじった。
自分が魔女を手に入れるために。
彼女の父の命を奪ったのだ。

幼馴染として

あれから数日が過ぎた頃、彼はあの日倒れた彼女がきになっていた。
あの時は怖くて逃げてしまった。
あんな恐ろしいことが自分の一言で起こってしまった責任を感じたから。

そうしてしばらく忙しくて帰宅しなかった父が帰った時、彼は彼女の安否を確認するために父のもとへ。
すると彼が彼女のことを尋ねる前に、父から予想外の言葉を聞かされた。

彼女を家で保護することにした…と。
彼が好意を寄せていたことを知る父は、魔女だと知られたら大変だからよく監視するように彼に言い聞かせた。
そして今は魔力を失っているようだが、魔力が戻る兆候が見られたら報告するようにと。

そんな父の様子に、彼は子供ながらに感じていた。
彼女が危ないのでは?と。
だから決めたのだ。
彼女のことを守ろうと。
あの日助けられなかった苦い思いを繰り返さないように。
今度はこの手で守るのだと。

そうして彼女は彼の家にやって来た。
しかし彼女はあの事件のせいで記憶を失くしていた。
だから彼はそれを利用し、幼馴染だと彼女に教えたのだ。
そうすることで早く仲良くなりたかった。
もちろんそれは、彼女に好意を寄せていたからでもあった。
けれど一番の理由は、そうして早く仲良くなることで、彼女を確実に守りたかったから。

魔女狩り

そうして二人は幼馴染として成長した。
とても仲が良かった。
彼はいつも彼女を案じていた。

そうしてあの事件以来引きこもりがちだった彼女は、彼にマネージュのことを聞き、レーヴを訪れたことをキッカケに、レーヴで働くことに。

レーヴを見に行ってみるといい…と勧めたのは彼だ。
しかしまさか働くことになるとは思ってもみなかった。
そして彼女がそこで魔法の覚醒をしているなんて

そのことを知った彼は動揺していた。
このことが父に知れたら、彼女は父に利用されてしまうと思ったから。
だから父にも嘘をつきつづけた。
彼女を監視するよう言われた日以来、ずっと行って来た定期報告で。

以前から、父から彼女を守るため、「魔法の覚醒の兆候は見られない。監視を続ける意味があるのだろうか?」と進言し続けていた。
そしてそれは、彼女が魔法の覚醒を行っていることを知った後も変わらなかった。
そうすることで守れると思っていたのに。

彼女が魔力を取り戻しつつあることは、どういう訳か父に知られてしまった。
そして彼が留守の間に、彼女は軍に連れ去られてしまったのだ。

連れ去られた彼女はと言えば、彼の部屋でうっかり読んでしまった報告書により、彼に裏切られたとひどく傷ついていた。
最後までちゃんと読むことが出来ていれば、彼は魔法の覚醒の兆候はないと言い続けてくれていることを知れたのに。
ショックのあまりすべてを読むことが出来なかったから。

そうして絶望の中、彼女は実験動物のように扱われていた。
その魔力を軍の力とすることを願うダニエルの指示により。

もう一度信じたい

囚えられた彼女だったが、セルジュの友人であるジルにより、その状況は変わりつつあった。
他の軍人とは違って見えたジルに、彼女はレーヴへの伝言を頼んだのだ。
そのことがキッカケで事態は大きく進展することに。

ある日ジルが、セルジュを連れて彼女のもとにやって来たのだ。
そうして二人のおかげで、彼が本当は彼女を守ろうとしていたことを知った。
更には、彼女を助けるため、彼が魔女狩りを行い彼女の身代わりを探していることも。

だから止めなければと思った。
もちろん自分がこんな状況なのは辛い。
けれどだからといって、誰かを身代わりにして助かりたいなどとは思わない。
ましてやその身代わりを彼が魔女狩りで連れて来るなんて、絶対に嫌だった。
なぜなら彼女は知っていたから。
彼はとても優しい青年だということを。
きっとそんなことをしたら、罪悪感でずっと苦しむだろうと。

そうしてジルとセルジュの手引により、囚えられていた屋敷から脱走。
その後、ヒューゴに提供してもらったオートマタの馬車で移動し、彼がいるというパルージュへとやってきた。
後は彼を探すだけというところで、軍の人間に見つかり、慌てた彼女は魔法を暴走させてしまった。
そうして意図せず周りの人々を傷つけてしまったのだ。

その光景に驚愕したことで、更に魔法は強くなってしまった。
自分でも止めることが叶わずにいると、苦しんでいると彼女を抱きしめてくれる人が現れた。
魔法の作る暴風の中を歩き、傷だらけになりながら。
それが彼だった。

大丈夫、お前はいい魔女だから。
何も心配要らない、もう大丈夫だから
…と。

彼の言葉で魔法の暴走は止まった。
そうしてそこから逃げた二人だったが、いつまでも逃げ続ける訳にはいかない。
だから彼は父と向き合うことにした。
そうして彼によって書かれた父の魔女狩りの記事が世に出され、また軍の総帥に父のことを告発したのだ。
そうして父ダニエルは、法で裁かれることとなった。
また軍に囚われていたレーヴも、無事に解放された。

君の信じる正義を…

そうして彼女はついに約束を果たし、皆をレーヴから解放した。
ヒューゴの体は軍の管轄のもと、病院で眠っているため、ヒューゴを案じた彼。
そんな彼にヒューゴは笑って言うのだ。
天国で遊園地でも開こうかな?と。

ヒューゴは死を覚悟していた。
そしてずっと囚えられ、夢のような時間を過ごし、彼女と再会出来たことを感謝していた。
だからアルノーに謝罪された時も、彼を褒めてくれたのだ。
よくやったと。

そんなヒューゴは、彼に君の信じる正義を貫き、これからもいい記事を書き続けて欲しいと。
だから彼は今も記者を続けている。
魔女狩りに手を貸したことで、彼も一度は拘束された。
しかし総帥に父を告発したことが評価され、無事に解放されたのだ。

もとの生活に戻った二人だったが、彼女は少し不満を感じていた。
以前彼から告白をされていたからだ。
そしてゆっくり考えて返事をして欲しいと言われてもいた。

彼に裏切られたと思ったあの手紙を読んだ日だって、彼に告白の返事をしようと思っていたのだ。
そう、彼女も彼に想いを寄せていたから。

なのに本当に以前の幼馴染の頃の日常に戻ってしまったことが、なんとなく不満だった。
だからそんな二人の関係を変えようと、彼女は思い切って彼の部屋を訪ねた。
そうして彼に好きだと告げようとした時、「まった」と言う彼と言葉を重ねながら想いを伝えあった。

晴れて恋人となった二人。
辛いこともたくさんあった。
信じられなくなったときもあった。
それでも二人過ごした時間に嘘は一つもなかったから。
これからも手を取り合って、みんなの分も強く生きていくことだろう。
そうしてみんなの分も、幸せになることだろう。

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