シナリオ紹介
主人公がアドニスに与している物語。
弟を失い、探偵事務所で知り合ったメンバーも、笹塚を除きX-Day事件の解決を見ずに死亡している世界。
X-Day事件は失敗に終わり、新たなカウントダウンの開始を目指しアドニスは水面下で着々と準備を重ねていた。
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感想
アドニスの物語は、アドニスの中の事がわかる物語だと思って居ましたが、まさかの主人公がアドニス…と言う作り。
これにはびっくりしました。
ノーマルが三つと、冴木エンドが二つ。
私はノーマル一つと二つ目に冴木エンドにいこうとしたら、全員と交流しないとダメだと判明。
途中でくじけたので、ノーマルエンドしか知りません。
そして香月くんの死や柳さん達の死も、バッドエンドを見ない主義なので分からないのですが、一作目のバッドエンド後の設定なのかもしれません。
なので、なんともモヤっとした中途半端な終わりとなりました(笑)
今回、私が交流したのは、相田、瀬良、菅原、小林の4名。
女子三人集まって、服を着替えて遊ぶイベントとか、アドニスに居る彼女は感情を殺したクールな感じだったので、久々にふつうの女の子のようで嬉しかったです。
後は個人的に相田が大変ツボでした!
凄いいい人で、面倒見良くて、彼とゲーム仲間になりたいと心から思いました。
そしてあきとくんは可愛かった。
好きなタイプの話の時に主人公とか言ってくれて、抱きしめたくなりました!
冴木くんのエンドまで見られると、彼の核心に触れられたのかもしれませんが、途中で力尽きてしまいました。
でも思った以上に楽しめました!
ネタバレ
香月を失った私は、首輪に誘われるままゼロの元へ。
そこには同期の飲み仲間の冴木くんが居た。
そう、彼の正体はゼロだったのだ。
憎しみしかなかった。
復讐しか考えられなかった。
香月の死はX-Day事件でのものではないけれど、あんな事件が起きている世界だったから、弟は巻き込まれ命を落とした。
だから私が終わらせなければと思った。
そうして冴木くん、いやゼロと対峙し引き金を引こうとした。
そこに柳さんと岡崎さんが。
そうして二人は私を止める。
引き金を引いたら、もう戻れなくなる!…と。
そんな事はどうでも良かった。
私にはもう復讐しか無かったから。
けれどその後榎本さんと白石さんも駆けつけ、笹塚さんは得意のハッキングで、システムを掌握しバックアップしてくれていた。
みんなが私を案じてくれていた。
そうして「そんな事香月が望むと思うのか?」と言われた言葉に段々と頭が冷えて来たのに。
結局私はゼロを殺せず、代わりにみんなが死んでしまった。
残ったのはこの現場にはいない笹塚さんだけ。
そうして私は警察官を辞めた。
必ず復讐すると決めたから。
この手で、今度こそ全てを終わらせると決めたから。
そうして私はゼロの手を取った。
いつか必ず復讐を果たす為に。
アドニスの中で、私は武器の管理を担当し、実際に現場でその武器を使う仕事を担った。
武器の知識はアドニスに来てから、様々なものを吸収した。
これが自分でも驚くほどににスラスラと覚えられる。
きっと一種の才能で、私にはこういう事が元から向いていたのだろう。
そして2年の月日が流れ、元からゼロは私を引き入れたいと思っていたのもあり、私は数少ないゼロに直接会える構成員の一人となった。
そうして新たなカウントダウンの計画を一ヶ月後に控えたある日、ゼロに呼び出され、裏切り者のユダを探がせ命じられた。
どう考えても私が一番怪しい。
二年間、それらしい様子を見せないように努力して、感情を押し殺して生きてきた。
けれど同期で親しくしていたゼロを騙し切れるとは思えない。
なのに彼は「お前は信頼できるよ」と軽く言うのだ。
彼は底が見えない。
本当は何を考えているのか分からない。
そんなゼロの指示で、2年前の事件の時に実行犯となった事から、新たにアドニスに加わったメンバーと交流を持ち、彼らを探る任務に就いた。
交流を通し親しくなった彼らは、私の意思に気づいた。
けれど邪魔をする者はなく、見守ると言う者や、頼れと言う者、力になりたいと言う者も居た。
けれど直前に行った報告の際に、私の探ったメンバー達は、テロ組織の構成員らしくないとゼロが言うのだ。
テロ組織の構成員は抗う気持ちがなければならないのに、彼らは諦めのような気持ちでここにいるから。
そんな中、私だけは抗う気持ちがあるだろう…と言うゼロ。
そう、最初から彼は分かっていたのだ。
私が何を求めてここにいるのかを。
それに彼も分かって居たのだ。
こんな事件を起こして、彼の望む世の中になったとしても、そんなものはすぐに終わってしまうのだと。
それでも彼がアドニスのゼロであり続ける理由、それが私だった。
全てをなくした。
あるのは復讐の気持ちだけ。
そんな私から復讐の相手を奪わない為に、彼はゼロであり続ける。
アドニスを存続させて居たのだ。
そんな彼にまだ時期じゃないだろう?と言われ、私は計画の始動を延期する事を決めた。
私の本心を知っても尚、泳がせてくれているのだから。
時期を見て、ここぞと言う時に復讐をすればいい。
もう私には何もない、それしか残って居ないのだから。
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