Cafe Cuillere〜カフェキュイエール〜【四条涼介】

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キャラクター紹介

CVは石川界人さん。
主人公の同級生で同じクラス。
老舗の和菓子屋、桃栗庵の息子。


クールで人を寄せ付けないが、主人公にだけは優しい。
特に圭太を目の敵にしているように見える。

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感想

手紙風に書いてあります。


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最初は苦手かも?と思っていました。
声は好きなのに、東雲くんを目の敵にしてるみたいに見えて。


バイトで一緒になり、色々な部分が見えてからは、だんだんあなたへの印象も変わってきました。


東雲くんを嫌いな理由、ちゃんと説明してくれましたが、その後ちゃんと東雲くんに誤ったと聞いて、見直しました。
誰でも失敗や間違いはある。
それを認めるのは気持ちのいい事じゃない。
なのにあなたはちゃんと自分の非を認め、謝ることの出来る人でした。
そこもカッコいいなって思いました。


夢の事も、ちゃんと応援してくれて、努力の方向性が間違っている事も示してくれて。
私にも出来る…と言う事を教えてくれました。
そんな所も素敵だなって思いました。
包丁に関する指導は、実際に経験があるだけに、あのイベントには驚きましたが心地よくもありました(笑)


誠実で真っ直ぐなあなたが、大好きになりました。
遠い昔のあの記憶の事も、運命を感じましたし。
いつか二人で立派なパティシエになって、お店を開けたらいいなって思いました。


ネタバレ

不器用でも決して諦めない。
一歩一歩前に進んでいける、そんなあなただから、僕は好きになったんですよ。



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老舗和菓子屋の次男だった彼は、和菓子職人を目指していた。
本気で夢に向かい、いつも自分の店の職人の作業場に出入りしては、彼らの技を盗もうと努力していた。


そんな彼だから、お菓子の食材にもこだわりがあり、近所では手に入らないような食材を求め、幼いながらも電車を乗り継ぎ、遠くのお菓子の食材専門店へと足を運んでいた。


そんな子供は自分一人だろう。


そう思っていたのに、彼はその店でひとりの女の子と出会った。
パティシエになりたいと言うその子は、選んでいる食材から、その本気度を見て取る事が出来たのだ。
だから運命だと思った。
そんな子が他にもいるなんて、とても嬉しかったのだ。


以来、時折その店で会う女の子とは、食材についての情報を話したり、アドバイスしたりと交流を深めた。
人付き合いの苦手な彼に、初めて出来た友達…いや同士ともいうべき存在だった。


けれどその店は潰れてしまい、彼女と会う事もなくなってしまった。


そうして月日が流れ、彼が高校に入学した時、運命は再び二人を引き合わせた。
彼の入学したその高校に、あの時の女の子も入学していたのだ。
2年の今はクラスも同じ。
席も近い。
なのに彼女は全く思い出してくれないのだ。
彼とのあの日々の事を。


そして彼は高校生になった今、和菓子職人ではなくパティシエを目指していた。
だからイートインのあるケーキ屋でアルバイトをする事にした。
そのバイトが決まってすぐに、憧れの彼女からアルバイトの話を持ちかけられたが、既に夢に向かいバイト先を決めていたから断った。


しかし、彼女が誘おうとしていたのは、彼のバイト先でもあるキュイエールだったのだ。
そうして二人はそこで共に働く事に。


元々和菓子職人を目指していたのに、パティシエ希望になったのは、長男との意見の相違が原因だった。
彼は古くから伝わる和菓子に敬意を払っていた。
大事に受け継いでいくべきだと考えていた。
けれど兄は違ったのだ。
和菓子作りの才能もない兄は、これからは新しいものを取り入れていかなければ…というのだ。
そうして和菓子作りの才能のある彼よりも、和菓子職人として劣るであろう兄の意見に賛同する人々が増えたのだ。


悔しかった。
僕の方がずっと努力してるのに。
何もしてない兄ばかりが、周りに愛されて。



だから思ったのだ。
あの店ではやっていけないと。
そうして和菓子から洋菓子へと趣向を変えた彼は、家を出る決意をし、本気でパティシエを目指す事に。


そのスタートがあの店でのバイトだったのだが、そこでもまた運命の彼女が一緒になるなんて。
どこまでも二人の縁は深いらしい。


そうして彼のアドバイスで、不器用だからとパティシエ独自の作業を遠慮していた彼女も、家での練習を重ね、貴重な店の戦力に成長。
その過程で、二人は絆を深め、ついには修学旅行で彼から告白されるまでに。


ちょうどその頃、彼女の親友の葵が風邪で欠席。
前の晩から彼との事を相談したくて葵に連絡していた彼女は、ずっと葵を案じていた。
そんな時、葵のクラスメイトから葵の所に届け物を頼まれたのだ。
家が分からないと言う彼女に、クラスメイトは住所のメモを渡してくれた。


たどり着いた場所は高級住宅街。
右を見ても左を見てもお屋敷と言う家ばかり。
そうして葵の家を探していると、『四条』の表札を見つけた。
これは四条くんの家?と思っていると一人の年配の男性に声を掛けられたので、葵の家を訪ねるとすぐ隣だと教えてくれた。
どうも葵を知っているそぶりを見せるので、話をすると、「葵さんが風邪とは、うちの坊ちゃんが聞いたら驚くでしょう」と言うのた。
よくよく話を聞いてみると、その家は間違いなく彼の家で、葵の家とは昔から家族ぐるみの付き合いがあり、四条家の坊ちゃんと葵が許嫁だと知らされてしまったのだ。


その後葵からも話を聞いた。
葵の家は老舗の呉服屋で、許嫁がいて。
以前は反発してたのに、今ではその許嫁を好きになってしまったのだと。


だから彼女は彼に告白の返事として、お付き合い出来ないと返し、事情は説明しなかった。
その事で二人はこじれてしまった。


以来様子のおかしい彼女を案じた葵が、自分の許嫁は涼介の兄の宗介なのだと教えてくれた。
でももう遅かった。
完全にこじれて、彼からはあなたには今後一切関わらないと言われてしまったから。


それでも店の仕事でクリスマスを乗り切るために協力したりする内に、少しずつ話す機会を得た彼女は、思い切って彼に全てを打ち明けた。
そうしてやっと二人は結ばれたのだ。


彼は高校卒業後は洋菓子の専門学校への進学を決めていて、彼女の事を誘ってくれた事があった。
その時はまだ決められずにいた彼女だったけれど、きっとキュイエールでの経験を生かし、彼と共に立派なパティシエを目指して行くことだろう。


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