罪喰い~千の呪い、千の祈り~for V【陸至央】

罪喰い~千の呪い、千の祈り~ for V - PSVita

キャラクター紹介

CVは立花慎之介さん。
陸家の当主千夜の息子。


千夜が人間との間に設けた子で、世羅を手に入れる為の道具として育てられたと言う悲しい境遇。


友人の素子の誘いの合コンで、学生同士として会うようになった事から絆を深めます。

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感想

凄いキャラでした。
もう、最初はただ狂ってる感じで、守人さんのシナリオでも、前半は嫌悪感しかなかったです。
だから、絶対に攻略するもんかと思って居たのですが、守人さんのシナリオでの彼の最期が、本当に可哀想で。
同情的になったからと言う理由で攻略に踏み切りましたが、凄い良かったです(笑)


司さんの話に対するリアクションの時に、あれ?なんだろ、この人…ってなってからは、どんどんイメージアップ(笑)
素子ちゃん達とのダブルデートでも、笑えるシーンも多く、互いに陸家、上樹家の道具的なポジションである事から、理解し合える所とか、罪喰いの儀に対する気持ちとか、凄い良かったですね!


世羅の素体にたどり着いたシーンも、彼の一言に泣かされましたし。あんなに敵対して居たのに、自分の気持ちを自覚してからの態度の変化が、凄い愛されてる感じでときめきました。
そしてそれがわからない彼女の鈍感さもなかなか良かったです(笑)


全員攻略し終わった今でも、至央が一番大好きです!
立花さん、素敵すぎる至央を
ありがとうございました。


ネタバレ

おまえだけでも自由になれ!

道具として生きてきた彼が、自分の意思で望んだ未来。


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彼は陸千夜の道具として生を受けた。
千夜の手に入れたい世羅を殺す為の道具。
千夜は、世羅を喰らい力を手に入れたくて、自分に仕える陸家の者も、全て道具としか思わない男。


そんな男に目を付けられた彼の母は、上樹の者ではなく普通の人間だった。
ただ彼の母には地読みの力があったから、その力のせいで千夜に見初められ、千夜の道具を産む為だけに利用された。


彼は母の胎内にいる時から、千夜の術を施され、生まれてからは、力を増強するために、強制的に罪喰いの儀を行なわされた。


嫌だった。
辛かった。
吐き気がした。



それでも逃げ出せなかったのは、彼の母が陸家の地下に封印されていたから。
そう、それが千夜の狙い。
道具である息子が逃げ出せないように、既に死んでいる彼の母をあたかも生きているように見せかけ、地下に封印したのだ。


何も知らない彼は、ただ自分を愛し産んでくれた母の為、吐き気のする儀式を続けていた。


これは辛い事じゃない。
楽しくて楽しくてたまらない事。
世羅を殺すの使命だって、楽しくて堪らない事。



そんな風に自分をコントロールした彼は、戦闘狂だと、同族喰らいだと言われ、狂っていると皆に言われた。
けれど狂わなければ生きていけなかった。
道具としてあの家で生き抜くには。


そんな彼にも、父のように彼を愛する者が居た。
それが彼の世話役を務めた任史。
任史もまた、千夜の術の実験の犠牲者で、数々の実験の末、任史の時は止まってしまった。
決して老いる事がない任史は、寿命で死ぬ事も出来ない。


だから何もかもがどうでもいいと思って居たのに。
彼が生まれ、世話をする事で、生きる希望を見出したのだ。


そうして任史と言う味方を得た彼。
更には上樹の呪いを解く道具である彼女とも、心を通わせるように。


道具だって、少しくらいの自由があっていいだろ?


敵同士、けれど似たような立場の二人だから、分かり合えるものがあったのだろう。


所が千夜は彼を道具として扱うばかりか、自分の力を強化するために、罪人をたくさん喰らい力をつけた彼を喰らおうとしたのだ。


そうして陸家の地下に捕らえられた彼の危機を彼から貰ったお守りを通じて感じ取った彼女は、従者である連の協力の元、彼を助けに敵である陸家へ向かった。


そこで任史と合流し、連の術を使い、任史と二人で彼を陸家から助け出した。


そのまま彼らは世羅の素体へと向かった。
彼女の呪いを解く為に。


千の罪を喰らわなければ、呪いを解くことは出来ない。


そう聞かされて居たのに。
本当は違って居た。
世羅の素体を壊す事が出来れば、それが呪いの要だから彼女は解放される。


けれどリスクは大きかった。
呪いをかけた百夜の力が強いので、結界を破り、素体を壊す際の反動で、死んでしまう可能性もあったから。


それでも力を蓄えてきた彼は、その力を結界に穴を開ける為に使ってくれると言う。
同じ道具だから、彼女を呪いから解放し自由にしてやりたくて。


素体へと向かう途中、千夜の妨害にあい、彼の兄のカゲロウを術で止めた任史は、そこで命を落としてしまう。
また千夜を倒した彼も、深手を負ってしまった。


共に向かう彼女は、ずっと儀式をして居ない事と、素体の結界の影響で体が思うように動かない。


それでも二人でなんとか素体の元へ。


所がそこでは既に守人が待って居て、二人が素体を破壊するのを阻止した。
守人にとっては千年も愛し続けた人だから、解放される事で世羅との絆が消えるなんて耐えられなかったから。


深手を負った彼は、それでも守人へと向かい、そうして自ら刺されながら、手にして居た剣を素体へと投げた。


俺なら穴を開けられるかもしれない。


その言葉を違える事なく。


お前だけでも自由になれ。


道具として生きて来た彼が、同じ境遇の彼女に出会い、愛し、だから彼女の未来を守りたくて放った剣。


けれど彼はそこで力尽き、生き絶えてしまった。


至央以外何も要らない!


生き絶えた彼を抱きしめた彼女は、泣きながら強く願った。


そなたの望みはそれか?


どこからともなく聞こえる声に、必死でそうだと答えると、世羅の素体の結界に彼が開けた穴から強い光が漏れたかと思うと、彼の体内に吸収され、世羅が消えた。


そう、世羅は転生体である彼女の願いを聞き入れ、その力を彼へと注ぐ事で、彼を生かしてくれたのだ。


その後、陸家の当主となった彼は、上樹と同盟を結び、両家が争うことはなくなった。
そして彼女に会いたいと、毎日贈り物を持ってやって来る守人と、それを回収にくる連。
そんな二人に呆れながらも、平和で穏やかな毎日を送る二人は、これからも幸せに暮らしていく事だろう。

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