鳥籠のマリアージュ【三枝翔太】

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鳥籠のマリアージュ ~初恋の翼~ - PS Vita
↑こちらはPSVita版です。



CVは春野風さん。
主人公の同級生で真行寺家の次男。

父の言いつけで、小学校低学年の頃から、姓は母方の三枝を名乗るように。
学校での素行は悪く、悪い噂の絶えない人。


感想

最初、本当にときめきました。
タイトルからも、すでに兄を攻略している事からも、病んでいるだろうな…とは想像していましたが、最初が良かっただけに、彼の暗黒面が見えた瞬間は泣きそうになりました(笑)
まぁ、それだけ大好きになってしまった訳ですが(笑)


それくらい最初に闇を見たときは衝撃だったのですが、兄の病み具合の方が個人的に苦手な感じでしたので、最終的にはこっちの方が大丈夫に思えました。
大丈夫に思えたと言うだけで、やっぱり病んでいる内容は苦手かな?とは思います。


そんな感じですが、翔太さん、病んでいる部分がなかったら、本当に最高の恋人だなって思います。
最終的には、今後はよくなるだろうな…という感じで終わってくれるので、きっとあのときめきをもう一度取り戻せるんだろうなと思うので、お兄さんより大好きだなって思えます。


ネタバレ

居ないものみたにい扱われるのが、堪らなく嫌だったんだよ。
だから復讐してやろうと思った。
おまえを利用する事で、親父にも悠人にも、そしておまえにも復讐してやろうって。



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父が嫌いだった。
女にだらしない所が嫌で堪らなかった。


本当に愛してる女が手に入らなかったから、それを忘れ上書きする為に、色々な女と過ごすんだ。


まだ幼い彼に向かって、父は女癖の悪さをそんな風に言い訳した。


当然そんな事は理解出来ない彼は、父に反抗的な態度のまま、まだ小学生の頃、父から真行寺の姓を名乗る事を禁じられた。
後継者争いが起こらないように、兄の悠人を正式な後継者とし、弟である彼には、それを分からせる為…と母方の三枝を名乗らせたのだ。


でも、父はただ冷たかった訳じゃない。
父親なりに考えていた。
彼は追い詰めた方が伸びるタイプだと。


だから真行寺の姓を名乗らせない事で、それに反発するように頑張って欲しいと思っていたのだ。


けれど兄に無視され、父も積極的に彼に声をかけない生活。
そんな中、イライラして堪らない彼は、思いつく限りの悪さをした。
その度に父は真行寺の力でそれをもみ消していた。


そう、ただ構って欲しかったのかも知れない。
父は愛情から冷たくしていたのかも知れないけれど、彼はそんな父に構われたいと心のどこかで思い続けていたのだ。


そうして父を嫌い反発し悪さをし続けた彼も、次第にそれがバカバカしく思うようになった。
そうして高校生になった彼は、兄と共に真行寺本家を出て、マンション暮らし。
以前のような悪さをしなくはなったものの、父親譲りなのだろうか?
女癖の悪さだけはどうしようもなかった。


ずっとそんな親父を軽蔑してたハズなのに…。


そうは思っても変えられずにいた。
それに真行寺家で相手にされない、居ないもののように扱われる彼が、相手が女性となると、彼が欲しいとみんなが彼を求めてくれる。
そんな状況が心地よくもあったのだ。


ほら、女たちはこんなにも俺を必要としてる。
求めてくれているだろ?



そうして淋しい気持ちを少しでも埋めようとしたのかも知れない。


そんなある日、彼を執拗に追いかける女子から逃げて図書室に向かった彼は、そこで彼女と出会った。


人を寄せ付けない高嶺の花。
孤高の姫君。


そんな彼女が、彼を追いかけて騒ぎ立てる女子に、「読書の邪魔になるので静かにして下さい」と言ったのだ。


彼女にしてみれば、本当に騒がしくて迷惑していただけだった。
けれど、その彼女の一言で、彼を追ってきた女子が諦めて帰ってくれた事が嬉しくて。
助けられたと思ったのだ。


以来、彼女が気になり出した彼は、彼女をいつも見つめるように。
そうしてその美しさの虜になっていったのだ。


だから思い切って告白したのに。
彼女はまるで彼が見えていないかのように、彼を素通りしてしまった。


なんだよ、おまえまで俺を無視するのかよ!


家でも見えてないように扱われ続けた彼にとって、それはとてもつらい事だったのだ。
言葉でふられるのではなく、居ないかのように扱われたから。


一方彼女はと言えば、昔、告白されて怖い思いをした事があるから…と言う理由で、知らんぷりを決め込んだだけだったのに。
そんな彼女の事情など、当然彼に伝わる事もないまま、「噂通り、お高く止まった気取った姫様じゃねぇか」と、彼に思われる事に。


そうして父が彼女の父親の死をキッカケに、彼女の後見人となり、共に暮らす事に。


あの日彼を見えないかのように扱った彼女だったのに、今度は彼に話しかけて来たのだ。
まるであの日の事なんて、覚えていないかのように。


所詮その程度かよ、俺の存在なんて。


そんな風に思っていたのに。
けれど、これは利用出来ると思った。
こんな風に話しかけて来るのだから、落とせるんじゃないか?と。


そうして彼は彼女にとても優しくした。
復讐の為に利用したかったから。


自分の事など居ないもののように扱った、父と兄と彼女の三人に、まとめて復讐してやろうと。


そうして彼女が彼を好きだと告げた時、「おまえを落とせるかどうか、ゲームだったんだ」と彼女に告げた。
そうして彼女をひどく傷つけた。
ひどい事をして、自分に逆らえないように、恥ずかしい写真を撮って。
その写真を使い、彼女を脅して言いなりにした。


そんな中、それでも本当は彼女が好きだから、時折つい優しくしてしまう。
けれど今更どうすればいいのか分からない彼は、彼女への態度を変える事が出来なかった。


そんな彼が彼女を追い詰めた。


何度も何度もひどい事をされ、それでも彼を嫌う事が出来なかった彼女は、時に彼の態度に期待をしては突き落とされるを繰り返し、ついに壊れてしまった。


ふふふ…ははは…あははは!


そうか、私はまた騙されていたのだ。
危ない所だった。
もうこれ以上傷つかないうちに、どこかへ逃げないと。
あの窓から、外に飛び立たないと。



そうして彼女は学校の4階の窓から飛び出した。
籠から逃げる小鳥のように。


そんな彼女を必死で追いかけた彼が、飛び出した彼女を抱きしめて、体をひねり植え込みに落下させ、自らが彼女の下敷きとなる事で、彼女を守った。
だって本当は好きだったから。
彼女を傷つけるような事をした事をとても後悔していたから。


その後、入院した彼を見舞った彼女に、写真なんて保存してない事を話し、「もうおまえは自由だ。好きな所へ行け」と告げた彼。


けれどそんなの納得出来ない彼女。
だって彼女も彼を本当は好きだったから。


そうして互いの気持ちを確認出来た二人は、また一から恋人としてやり直す事に。


彼女と結婚した方が会社を継ぐという話も、弟がが会社を継ぐ事を知り、兄が不安定になったのをみていた事から、彼は後継者を辞退した。
その事で兄が再び後継者となり、色々と吹っ切れたのか、今では精力的に会社の為に尽くしている様子。


そしてそんな兄に、彼は積極的に声を掛けるように。
彼女との関係をやり直すだけでなく、親子、兄弟としての関係も、少しずつ修復しようと努力を始めたのだ。


少しずつの歩みかも知れない。
けれどいつか彼女との関係のように、家族との関係も素敵なものになるだろう。


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傷つけた分、今度は幸せにするから。
だからずっと側にいてくれ。
愛してる。

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