キャラクター紹介
※「遙かなる時空の中で Ultimate」はKOEIさんの作品です。
CVは関智一さん。
主人公と共に京という異世界に飛ばされた高校生。
適応能力は高く、早くから京にも他の八葉にも馴染んでしまうような人。
妹がおり、何故かその妹を探している。
主人公と詩紋とは元の世界でも親しかった。
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感想
その昔、「遙かなる時空の中で 八葉抄」と言うタイトルの頃にプレイした事があります。
そしてその後も遙かシリーズにハマっていた事もあり、何度もアニメを見ていました。
今回Vitaに移植となり、久々にプレイしましたが、すごく覚えてて(笑)
自分でもビックリしました。
しかもアニメの方が攻略キャラ8人もいるのに、一人一人の事を丁寧に描いてくれてるんですよね?
その記憶があるからでしょうか?
ちょっと雑と言うか、物足りなく感じてしまいました。
アニメ版だと天真くんの描き方も丁寧なので、妹が居なくなる前の様子とか、その後妹を探して学校にいけなくて留年して、それで主人公の同級生になってしまった事とか。
そんな彼を周りは避けるのに、彼女は普通に接してくれたから親しくしている…と言うような経緯とか。
そのあたりが見えるイベントがあると良かったのになって思います!
天真くんは久しぶりに会いましたが、やっぱりカッコ良かったです。
関智さんを好きになったキッカケは天真くんだったので、忘れられない思い出の彼の一人です。
八葉抄は昔過ぎるので、記憶は定かではありませんが、ずいぶんスチル追加してくれているように感じました。
特に神泉苑での最後の戦いの時の天真くんとのスチルが、美して感動しました。
妹思いで、だから幸せになっちゃダメと自分を戒めて苦しんだけれど、彼女と過ごす中それを乗り越えた彼は、本当に素敵でした。
ネタバレ(あらすじ)
こいつはただ守られるような女じゃない。
一緒に戦って行けるやつなんだ。
地の青龍
彼女と共に京へとやってきた彼は、元の世界で妹を探していた。
ある日突然妹が姿を消したからだ。
けれど妹を見つける事が出来ないまま時間だけが過ぎ、更に登校中突然彼女が井戸へと向かった事を案じ追いかけた事で、彼も一緒に異世界へと飛ばされてしまった。
たどり着いたそこでは、彼女は龍神の神子と呼ばれ、彼もまた彼女を守る八葉の一人に選ばれた。
玉に選ばれた彼の左腕には模様が入り、その中央に龍の玉が埋まっている。
八葉には青龍、朱雀、白虎、玄武の四神にそれぞれ天地二人ずつが選ばれた。
彼は地の青龍に選ばれたのだ。
無くした心の欠片
八葉に選ばれた者は、皆一様に心の一部を失ってしまった。
それは大切な記憶だったり、忘れたい思い出だったり。
どれも彼らを形作る上で大切なもの。
龍神の神子である彼女は、京を守るだけでなく、彼らのなくした心の欠片を見つける使命もあった。
彼が失くした欠片には、妹との記憶が含まれていた。
失踪した妹を探していた。
その事は覚えていた。
けれど彼は忘れていたのだ。
妹は自分のせいでいなくなったのだと言うことを。
もちろん本当に彼のせいで居なくなった訳ではないだろう。
けれど彼はそう思い込んで過ごしてきた、探してきた。
様子のおかしかった妹の話をちゃんと聞いてやる事なく、そのまま妹を失ってしまったから。
鬼の一族のラン
探していた妹とは、複雑な状況で再会した。
そう、元の世界から突然消えた妹は、彼同様にこの世界へときていたのだ。
再会を果たした時、妹は鬼の一族の一人として現れ、彼の事を覚えていないかのようだった。
それでも妹に気付いてほしくて、彼は必死に「蘭、俺だ!」と声を掛けた。
しかしランが彼を見る事は決して無かった。
ランがこの世界に来たのは、アクラムに呼ばれたから。
アクラムは京を自分の手中に収める為、龍神の力を欲していた。
だから龍神の神子として、アクラムはランをよんだのだ。
しかしランは龍神の神子ではあるが、アクラムの求めていたものとは違う力の持ち主だった。
龍神には白龍と黒龍の二対が存在し、それぞれ対極の存在だった。
創造を司る白龍に対し、黒龍は破壊を司る。
そしてランはその黒龍の神子だったのだ。
求めていたものとは違う力の娘。
それでも龍神の神子、相応の力は宿していた。
だから彼はランを手元に置くために、ランに術を施した。
元の世界での記憶を抑え、自分に従わせるために。
そうして彼の妹の蘭は、アクラムの元で鬼の一族のランとなったのだ。
幸せになってはいけない
再会した妹がアクラムの元、鬼として使役されていた事。
そして取り戻した心の欠片により、彼は苦しんでいた。
俺のせいで居なくなったのに、俺だけが幸せになるなんて許されるはずない!
そう思い詰めてもいた。
だから一刻も早く妹を取り戻したくとも、どこに居るのか分からない。
たまに会えたとしても、ランはいつも敵サイドであり、兄の事も分からないのだ。
説得して連れて帰ろうにも、手立てがなかった。
けれど白龍と黒龍と言う対の龍の神子であるからだろうか。
彼女とランには通じる所があるようで、時折ランに呼ばれた気がしてふらりと出かけて行けば、そこで苦しむランを見かけるようになった彼女。
封印が解けかけているから、御館様が術を掛けると言っているけれど、あれは怖い。
術をかける時の御館様が怖いと彼女に訴えるラン。
だから彼のもとに連れて帰りたいのに、いつも鬼の一族の一人、イクティダールに連れ帰られてしまっていた。
そんな中、最後の心の欠片を取り戻した彼は、彼女への想いを思い出していた。
共に戦える相手
元の世界にいた頃から、彼女に惹かれていた。
けれどこの世界に来て、重い使命を背負うことになっても前を向いている彼女に更に惹かれた。
か弱いようで強い。
自分よりも皆を守ろうとする強さと優しさ。
けれどそんな凄さを少しも自覚していない所。
強くて優しい、しなやかな柔軟性を持つ彼女は、彼の希望だった。
共に前に進んで行けると思わせてくれたから。
それこそ特別な存在である彼女を守りたいと思った。
けれど彼女はそんな自分を守ろうとしてくれるのだ。
だから思えるようになった。
こいつと幸せになろうと。
蘭を取り戻し、元の世界に戻って、必ず幸せになるのだと。
彼女となら、共に戦い、そんな未来を切り開けると思えたから。
自分たちの世界へ
鬼により怨霊を放たれ、穢れを広められた京だったが、彼女と言う神子が現れ怨霊を封印して回った事により、次第に穢れが払われてきた。
しかし上賀茂神社の祭りが穢された事により、水が枯れ、新たな危機を迎えてしまった。
それも彼女と八葉が力を合わせ解決した。
鬼に奪われた四神を解放し、京に再び雨を降らせた。
恵の雨だ。
そうして彼女達はついに神泉苑でアクラムと対峙。
鬼の投入してきた黒麒麟も退けた。
これで終わりだと思った時、ランにより破壊をもたらす龍、黒龍が呼ばれてしまったのだ。
もうダメだと皆が思った時、彼女は自分の中の白龍に祈った。
白龍は神子を捧げれば願いを叶える…と以前教えてくれていた。
それでも本当は怖かった。
神子を捧げると言う事は、龍に願えば自分は消えてしまうかもしれないからだ。
現にランは中から黒い獣が溢れて来る、怖い…と言っていた。
自分がなくなるようでと。
それでも彼を八葉達を、そして京の人々を守りたいと願った。
そうして白龍は彼女の願いを聞き入れ、黒龍が呼んだ黒い霧を払い京を救ってくれたのだ。
何もない暖かい場所。
彼女はそこに1人でいた。
きっとずっとここに居るのだろう…と受け入れてもいた。
そんな彼女に白龍はいった。
「神子の願いはなんだ?」と。
「私の願いはもう叶えてもらったよ。京を救って貰ったから」と言う彼女に、「あれは皆の願いで、神子の願いにあらず」と言うのだ。
だから「そなたの願いを叶えよう」と。
白龍のその言葉に応えるように、彼が必死に彼女を呼ぶ声がした。
そうだ、私の願いは一つだけ。
あの人のもとへ帰りたい…と。
そなたとあの者の未来に祝福を…と言い残した白龍は、京のために祈りを捧げた彼女の功績を称え、一番大切な人の元へと返してくれた。
そうして無事に龍神の神子の使命を果たした彼女は、彼と共に元の世界へ。
黒龍の神子である蘭もまた、彼女の祈りに救われていた。
多くの人を救う強さと優しさ。
それを持っている2人だから、元の世界でもきっと強く生きていく事だろう。
沢山の事を彼女に教えた京への旅は、彼女を彼を大きく変えた。
そんな2人の目に映る世界は、元の世界でありながら、きっと今までより素晴らしい世界になっているのかも知れない。
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