MAGES.さんとLOVE&ARTさんのNintendo Switch用ソフト「幻想マネージュ」で下野紘さん演じるキャラクター、クリエの感想とネタバレ(あらすじ)をまとめました。
キャラクター紹介
※「幻想マネージュ」は乙女ゲーム制作ブランド『MAGES./LOVE&ART』の作品です。
バナーの画像はこちらからお借りしております。
CVは下野紘さん。
レーヴのパフォーマーで主人公と同じ年の男の子。
レーヴの中で唯一外に買い出しに行ける人。
そのためみんなから買い物を頼まれるのだが、パシらされている…と時折不満な様子も見せる。
クララとクリエの仲違いをキッカケに絆を深める。
感想
良くも悪くも軽いな…という印象でした。
多分他の物語なら、普通に乙女ゲームとしてこういうのありなんだと思います。
ただ順番がヒューゴさん、セルジュさんの後に彼を攻略してしまったので、二人に比べると軽いなと感じてしまったということです。
重さがない分、苦手に感じる人は少ないと思います。
一番恋愛を楽しみやすい感じかもしれません。
ただ私はあいにくイマイチ好みでなかったため、物語的な感動を求めてしまったのです。
感動したか、しないか?と問われると、感動しました。
それでも先に攻略した二人程ではなかったため、ちょっと物足りなさを感じてしまったのです。
そこがもったいないなって思いました。
悪くはなかったんです。
普段なら割と好きだと思うのです。
ただ個人的には他の二人の方が良かったなというのがあり、その分マイナスに感じてしまったのかな?と。
最初に良くも悪くも軽いと言いましたが、そのお陰でレーヴ解放の切なさは緩和されていて、そこは良かったです。
そしてクララが好きなので、クララと仲良く出来たこのシナリオは、すごく楽しかったです。
ネタバレ(あらすじ)
双子の二人
俺とクララは双子の兄妹として生まれた。
なのに性別以外に決定的に違うことがあった。
それはクララが体が弱かったということ。
だからいつも家にこもりがちだったクララだったけど、田舎だった俺たちに街にレーヴが来たときは大騒ぎになって。
クララも当然行きたがったんだ。
楽しいことも騒がしいことも好きなやつだから。
それでも病気がちで、あまり外に出られず、友達とも遊べない日々を送ってて。
そんな妹が不憫でたまらなかったんだ。
だから俺は両親に内緒でクララを連れ出した。
そうして二人でレーヴへと出かけたんだ。
クララはすごく楽しんでくれたから、連れてきて良かったと心から思った。
でもそうじゃなかった。
俺が知らなかっただけで、クララは重い病に冒されていたんだ。
だからレーヴでの無理がたたって、クララは倒れてしまった。
全部俺のせい。
何も知らずに、ただクララが喜ぶからと、勝手にクララを連れ出したから。
入院したクララは、とても悪い状態だった。
そのことにショックを受けた俺は、落ち込んで家路についた。
するとその帰り道、レーヴの前でクララに出会った。
さっきまで病院にいたはずなのに。
生死を彷徨う程、容態がよくないハズなのに。
ずっとこのままがいい
驚く俺の前に、レーヴの園長であるヒューゴさんが現れて、どうしてここにクララが居るのかを教えてくれた。
レーヴには魔法がかけられていて、生死を彷徨う魂は引き寄せられやすいのだ…と。
そう、クララは今まさに生死を彷徨っている。
だから楽しかったレーヴへと引き寄せられたんだろう。
そうして俺たちのレーヴでの暮らしが始まった。
そうして3年の月日が流れた。
病弱で外に出ることも出来なかったクララは、ここでは魂だけの存在だからだろうか、とても元気だった。
今まで出来なかったことを存分に楽しみ、遊園地の仕事をとても楽しんでいた。
だから思ったんだ。
ずっとこのままでいいんじゃないか?って。
そうしたらクララは元気で居られるから。
けれどそんな日々はずっとは続かなかった。
俺たちはまだここに来て3年だけど、ヒューゴさんはもう7年だ。
ずっとレーヴに囚われているのだという。
クララも同じ。
今はここに囚われて、鎖で繋がれ外に出られないんだ。
兄としてそんな妹は案じそばにいるうちに、欲張りになっていたんだ。
このままがいい。
ずっとクララに元気で居て欲しいと。
解放の先にある未来
けれど彼女が現れたんだ。
彼女は魔法使いで、今はまだ魔法が使えないけれど、ここで覚醒のための訓練をして、俺たちをレーヴから解放してくれるのだとヒューゴさんから聞かされた。
メンバーは概ね解放に賛成だった。
だから俺は声をあげなかったものの、心の中では納得はしていなかった。
だってもしかしたらクララは死んでしまうかもしれないから。
解放後、魂がクララの肉体に戻ったとき、クララは果たして耐えられるのだろうか?
そうして彼女と親しくなったとき、俺とクララが双子であることや、クララがどうしてレーヴにいるのかを話したんだ。
それを聞いて彼女は動揺していた。
自分が解放を行うことで、レーヴのみんなの命を奪うことになるんじゃないかって。
そんなとき、クララが彼女に言ったんだ。
みんなが解放を望んでいるのだと。
そして何より自分は未来を生きるために解放を望んでいるのだと。
そうして彼女は解放に前向きになったものの、俺はなかなか前向きになれずにいた。
クララを失う不安が勝っていたから。
そんなとき、クララが俺に無理やり妹離れさせようと、態度を変えたんだ。
解放まで時間もないのに、クララと仲違いみたいになってしまって、どうしたものかと困っていた。
そんなとき、彼女が俺を助けてくれた。
力になってくれた。
ただそのことが、彼女を巻き込むことになってしまったんだ。
なんと彼女はクララの提案で、俺と恋人のフリをすることになってしまったから。
彼女の支え
そうして彼女と恋人のフリをする中、俺はクララと離れたことで、自分の夢を見つめ直した。
だからやりたいことを見つけることが出来たんだ。
病院を周り、パフォーマンスでみんなを笑顔にするパフォーマーになりたいと。
彼女の協力の元、実際にパフォーマンスをさせてくれる病院も見つけた。
そうしてアシスタントとしてそばで彼女に助けられながら、俺は無事にその仕事を終えることに成功。
その手応えから、自分の目指すものを確信することが出来たんだ。
だから俺のパフォーマンスを気に入って、自分の病院の専属パフォーマーに…と声をかけてくれた貴族もいたけど、それを断ることも出来た。
安定した収入は約束されるけど、俺の求めるものと違うと分かったから。
レーヴのように各地を回ることでたくさんの人にパフォーマンスを届けたかった。
笑顔を届けたかった。
そんなふうに彼女と力を合わせることで、絆は深まった。
そんな俺たちの関係をからかうクララとも、前のように話せるようになったんだ。
そして自分の夢のことも。
今までは責任を感じていたから。
俺は一人だけ楽しんだり、夢を見たりしちゃいけないと。
俺のせいでクララはここに囚われたようなものだから。
でも今は違う。
クララは解放後、元気になって未来を生きると決めている。
だから俺も決められた。
パフォーマーとして、夢を叶えると。
彼女がそばで支えてくれたから。
背中を押してくれたから。
これからもそばで
そうしてついに迎えた解放のとき。
その日レーヴは大盛況で最終日を終えることが出来た。
営業終了後、ついに解放のときが訪れた。
厳かな空気の中、彼女が魔法の力をマネージュへと注ぎ込む。
そうしてあたりが白い光で満たされた中、厳かな空気をぶち壊す声がした。
声の主はクララ。
「すっかり忘れてたけど、いつまでフリのままでいる気なの?」
まもなくここを去るというときでさえ、クララはいつもの調子で俺たちを案じてくれた。
そんなクララの明るい声を最後に、解放は無事成功。
そこにはマネージュと動かなくなったオートマタが残されていた。
そうして彼女と二人残された俺は、ついに彼女と話をしたんだ。
俺たち二人の未来について。
好きだと思っていた。
アシスタントだと勝手に決めて、振り回しても来た。
そしてそんな関係がずっと続くことを望んでも居た。
それでも俺が目指しているのは安定とは程遠い夢。
各地を飛び回るし、依頼が途切れれば収入だって危うくなる。
それでも彼女を求めていた。
そんな俺の背中を押したのが、解放直前のクララの言葉だった。
だから伝えようと思ったのに。
「私、これからもクリエのアシスタントをしちゃダメかな?」だなんて、彼女が先に切り出すんだ。
「アシスタントだけかよ?」
思わず訊ねた俺は、「アシスタントとしてだけじゃなく、恋人として、これからもそばで支えて欲しい」と伝えた。
そうして結ばれた俺たちは、俺の夢を叶えるべく、各地を転々とし、病院でパフォーマンスを披露していた。
おかげさまで依頼も途絶えることなく、無事にパフォーマーとして活動出来ていた。
スケジュール管理なんかは彼女がしっかりとしてくれるから、俺はパフォーマンスに集中することが出来た。
レーヴ解放後、一時は大変な状況だったクララも、今では手紙を書ける程に回復。
何でもレーヴに囚われて眠っている間に、クララの病気に効く新薬が開発されていたらしい。
まだすぐとは言えないだろうけど、もっと元気になったら俺たちに会いに来ると言っている。
そしていつもの調子で言うんだ。
「私が元気になって会いに行くのと、あなたたちの結婚式の招待状が届くのと、どっちが早いかしら?」って。
みんな彼女のお陰だ。
クララが元気になったのも、こうして夢を追いかけられるのも。
一人じゃ何も出来なかった俺をいつも支えてくれたから。
だからこれからもずっと俺を支えて欲しい。
これからは恋人としてじゃなく、妻として、俺の隣で。
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リヨン
ルシオール
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