オトメイトさんのPSVita用ソフト「CharadeManiacs」で前野智昭さん演じるキャラクター、獲端ケイトの感想とネタバレをまとめました。
キャラクター紹介
CVは前野智昭さん。
主人公と同じ学校で面識はなかったものの同級生。
口が悪くいつも怒ってばかり。
女嫌いなので、主人公への当たりは一際強い。
料理が得意で、調理班に所属し、文句を言いながらもみんなのリクエストに応え、おかし作りまでしてしまう、本当は優しい人。
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感想
獲端くん個人の感想の前に、あの独特の話し方も手伝い、苦手意識しかなかったディレクターが、今回最後のドラマの後、凄いいい人に見える奇跡が起きました(笑)
それが何より衝撃でした。
今回の獲端くんのシナリオでは、目新しい情報としては、2回目の参加となるキャストが分かったくらいでしょうか?
あっ、あとはトモセくんのシナリオで出てきたアンティークショップの謎も解明されました。
そしてトモセくんかな?
やっぱりふとした時に出てきて気になったのですが、異世界配信が終わった後には、全部で10人だったキャストが、8人だった事になっているのが、まだ謎なので早く知りたいです。
プロデューサーとスポンサーを抜いてるって事でしょうか?
肝心の獲端くんですが、最初は毒舌のレベルが高すぎて、凝部くんとのやりとりを見てては面白いものの、その毒舌がこっちに向くと物凄い怖くて。
絶対ないな、この人って思ってました。
が、後半好感度どんどん上がって来てビックリです。
でも、彼の抱えていた女嫌いの理由をもっと凄い重い感じのを想定しちゃっていたので、あれ?それで終わり?って拍子抜けしてしまった感じも。
それくらい、獲端くんのシナリオは、異世界配信の怖さが優し目に感じられたのかもしれません。
ディレクターが優しい人に見えたくらいですからね(笑)
でも、獲端くん、思った以上にに好みでビックリしました!
最終的に可愛い人だなぁと。
お料理の腕前が素晴らしいところも好きです(笑)
前野さん、ステキな獲端くんをありがとうございました。
ネタバレ
おまえに触れたいし笑顔が見たい。
ここにおまえを残して帰ることなんて絶対にできない。
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初めて会ったのは、学校だった。
異世界配信に連れ去られる少し前、学校で彼にぶつかり、助けて貰った。
お礼を言ったのにも関わらず、とても嫌そうに舌打ちをしていた事と、彼の左手に違和感を感じた事が記憶に残っていた。
そんな彼とは異世界配信で再会したものの、誰も信じないと毒舌ばかりを吐く彼は、大の女嫌い。
だから一際彼女への当たりは厳しかった。
それでも共に調理班となり、少しずつ分かり合って行った。
毎日毎日口を開けば喧嘩ばかりだったが。
元々大の女嫌いの彼は、女と口喧嘩する事などなかった。
口も聞きたくないと思っているから。
にも関わらず彼女とは喧嘩ばかり。
喧嘩するほど仲がいいと、仲間にからかわれる程に。
お母さんとみんなに呼ばれる程、小言が多く料理上手な彼。
彼女に対してもいつも小言ばかり。
その原因は、だらしない姉と妹の存在。
だから女は全てそうだと思えてしまう。
そんな姉と妹と無意識に彼女を比較しつつ、小言を言っていたのだ。
その事に彼女の言葉で気付き、改めるように。
女が苦手なのは、両親が離婚後、父に恋人が出来た。
父に引き取られた彼は、その恋人が自分の前で父にベタベタするのを見せつけられ嫌悪感を抱いていた。
にも関わらず、その恋人は彼にもベタベタするようになり、ある日、油断していた彼を襲い無理やり唇を奪ったのだ。
だから女は嫌いだった。
近寄られたくなかった。
そんな彼は実は前回の異世界配信の参加者だったのだ。
当然ドラマの中には恋愛ドラマもあり、恋愛ドラマだからキスシーンだって話が進めば出てくる。
彼が演じたドラマで、彼の役は別れようとする恋人を呼び止めてキスをすると言う役どころ。
けれどどうしてもできない。
あの事がトラウマになってしまっていたから。
そうして演技続行不可となった彼は、罰ゲームで左腕を奪われてしまう。
奪われたのは機能だけ、見た目上は何の問題もない。
そうして彼らの代の異世界配信の参加者は、全員無事に元の世界に帰還。
けれどその段階では罰ゲームで失ったものは、元の世界に帰っても失ったまま。
つまり腕を再び動かすためには、再度あの世界へ行き、あのドラマを演じる以外方法はなかった。
だから彼はスポンサーを探して自分から望んで再びやってきたのだった。
それでも出来なかった。
迷いながらここまで来て、迷えば迷うほど考え、考えれば考えるほど演じない理由ばかりが見つかってしまったのだ。
彼の腕のことは、ある雨の日に偶然出会った彼女に、雨に濡れたくない理由を教えるために義手である左腕を見せた。
元々ちゃんと左腕はあった。
けれど動かない腕のことをみんなに知られれば、追求されるのは目に見えてる。
そうすればドラマの話しが出て、嫌な思い出を話さなければならなくなるかもしれない。
だからそれを知られたくなくて、到着直後のプレ期間に、左腕を義手にして動くようにしてほしいと頼んだ。
一方、それを見せられた彼女は、その後図書館で預かりリストを見つけ、罰ゲームを受けた人の名前の一覧に、彼とメイの名前を見つけ、彼が前回の参加者で、罰ゲームで奪われたものを取り返しに来たと理解した。
その後、何度もぶつかり合いながら、互いの理解を深めあった二人は、彼の女嫌いの理由を聞かせてもらえる程の仲に。
けれどそのタイミングで、唯一彼が前回の参加者だと知られてしまったミズキの言葉が発端となり、みんなに彼が二度目の参加だと知られてしまった。
予想通り再演しない事を突っ込まれ、ドラマの内容を聞かれ、話したくない彼と聞きたい他のメンバーたちの争いはヒートアップ。
そこにディレクターの声が響き、強制的に罰ゲームを受けたドラマを演じさせられる事に。
しかも相手役は前回の参加者の映像を3Dにしてその場に写し出すというやり方。
相手はただの映像。
演じてしまえばいいだけのこと。
それでも彼は出来なかった。
離婚した両親の事や、彼を襲った父の恋人の事が原因か、不実のような気がしてしまったのかも知れない。
演技でもなんでも、好きでもない相手に好きだと言ったり、キスしたりする事を。
演じる事を拒否する彼。
時間制限はないとディレクターは言ったものの、はっきり演じる事を拒否しているので、このままでは彼が危ない。
また罰ゲームの対象にされてしまう!
そう思った彼女は、飛び入り参加。
そうして彼を好きな女の子として、3D映像の彼女に、自分がいかに彼を好きなのかを語って聞かせ、最後に彼に訴えたのだ。
もし誰かを選ばなければならないのなら、私も選択肢に入れてほしい!
あなたが好きだから…と。
演技は嫌い。
でも彼女のそれは本心だったから。
だから彼も本音を伝え、無事にキスをしてドラマは終了。
彼は腕の機能を取り戻し、さらに彼だけは帰還が許された。
そこで予想外の出来事が起こった。
いつも不利な後出しの条件ばかりのディレクターが、帰るのは一人でよろしいのですか?
愛する恋人を引き離すのは気が引けます…と、彼女も共に帰還させてくれると言うのだ。
そうしてみんなの事を心配しつつも、仲間に見送られ二人は元の世界へ。
初めこそ入院や取り調べなどがあり、会えない時間が続き、戻ってきた事を後悔した日もあった。
けれど今では互いの家族と会う程に親密になった二人。
これからも喧嘩をしながらも、仲良く寄り添って生きていく事だろう。
戻ってきたトモセにヤキモチを妬きながら。
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過去のどの瞬間よりも今が、一番おまえのこと好きだから。
多分、これから先もずっと。
新しく分かった事
・異世界配信は、プロデューサーと接触可能ならば、前回のキャストが自分の意思で再度参加する事が可能である。
・ケイトだけでなく、メイも前回の参加者。
・ケイトの左腕の違和感は、彼の腕は前回の罰ゲームで機能を奪われ動かなかったから。
・プレ期間中に動かない腕を義手に変えてもらった事で、いつも左手に手袋をしていたが、動きに問題はなくなった。
出して貰った義手はこの時代にしては旧式のシルバーのもの。
彼らの世界では、見た目が本物と区別出来ない普通の義手が存在している様子。
明らかに義手とわかるあれは、多分ディレクターの嫌がらせ。
・ケイトとメイが前回の参加キャストだとわかったのは名簿のお陰。
そこには罰ゲーム対象者しか載っておらず、他にも前回の参加者がいる可能性は否定できない。
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