キャラクター紹介
CVは斉藤壮馬さん。
主人公の幼馴染で、幼い頃から大好きな樹の弟。
湊とは双子で、王子と呼ばれているらしい。
硬派で口が悪いが、根は優しい。
兄が大好き。
主人公には当たりが厳しい。
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感想
今回も手紙風に。
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初めは当たりが強いから、嫌われていると思っていました。
小さい頃、樹お兄ちゃんを取ったって怒っていたから。
今もそれが継続していると思っていました。
でも、ジョギングで会って、変な人に絡まれて困っていた時、助けてくれたよね?
あれで思い直しました。
意外と嫌われていないのかも?と。
将来の夢が何でもいいからビッグになるって言うのを教えてくれて、私の夢の事を励まそうとしてくれたり。
あなたを見る目が変わって来たのに。
そんな時でしたよね?
あなたの態度が急変してしまったのは。
遊園地はとても楽しかったから。
一体どうしたのかと思っていたけど。
あなたはあなたで、私の幸せを願っていてくれた事を知った時、その想いの深さに感動しました。
ちょっと粗野に思えるところもありましたが、それは照れ隠しで、本当はとても優しいあなたが大好きです。
ネタバレ
ブスとか、変態とか呼ぶ事で、オレは叫んでいたのかもしれない。
アニキじゃなく、オレの事も見ろよ!
オレはここにいるよ!…と。
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年上の幼馴染。
いつも近くに居るのが当たり前の存在。
けどお前はいつもアニキだけを見ていた。
あれはまだオレたちが幼かった頃、一緒に遊園地に行った時、オレたち二人は迷子になった。
側にはオレが居るのに。
おまえはオレを頼ろうとはしなかった。
ずっとアニキを求めてた。
そうしてアニキが見つけてくれた時、アニキに抱きついたんだよな。
そんなにもアニキ一筋なおまえが可愛くて、だから惹かれたはずなのに。
それが悔しくもあったんだ。
オレが側にいたのにってさ。
そうしてパティシエになるために、アニキが留学してからは、オレたちはアニキに関する情報提供者みたいな状態だった。
学校も離れ、それなりに距離も出来て。
このまま終わるんだろうなって思ってたのに。
アニキがオープンしたカフェで、おまえと働く事になった。
その時だったよな?
アニキに恋人がいるっておまえから聞かされたのは。
だから辛いくせに、人がいなくて困ってるから…とか、永瀬さんに頼まれたとか。
そんな理由でキュイエールで働くって言うおまえにオレは言ったんだよな。
「おまえはどうしたいんだよ?」って。
オレなりに心配して言った言葉だったけど、怒ってるように見えたんだろうな。
オレに辞めろって言われてるように感じてたんだろ?
けどおまえは辞めなかった。
ちゃんと自分の意思で、店で働くことを決めたんだよな。
そうしてオレはアニキを問いただした。
恋人がいるって本当なのか?って。
そうしたら案の定ウソだったんだ。
ウソをついたのは多分おまえの為。
いつまでもアニキを想い続けるおまえを自由にする為。
きっとずっと年上だからとかなんとか、そんなことを考えての事だったんだろう。
けど、そんな事を考えてるんだから、アニキだっておまえの事が好きって事で。
それを知ったオレは、しばらく悩んだんだ。
おまえにその事を打ち明けるべきがどうか。
新しい恋をする…なんて前向きに吹っ切ろうとしてるおまえと、デートしようって約束したりしたけど、それでも悩んでた。
そうして決めたんだ。
学園祭デートって話だったけど、それを遊園地に変更して、最後にしようって。
それでおまえを諦めようって。
そうしてオレはおまえとの遊園地デートを存分に楽しみ、最後の思い出にしてアニキの事を告げたんだ。
これで二人は結ばれるはずと信じて。
なのにおまえはオレを追いかけてきた。
アニキじゃなくオレを。
そして言うんだ。
もうアニキの事は吹っ切れて、今はオレが気になるって。
うまく気持ちを理解しあえなくて、すれ違った時間もあった。
けど、それを乗り越えて、やっと恋人になれた。
ずっと憧れてて、でも決して届かないと思ってたおまえが、オレの彼女になったんだ。
夢の事とか、色々と悩んでるみたいだったけど。
まだ焦る必要なんてない。
オレみたいに、とにかくビッグになってやる!…くらいの気持ちで構えてれば、きっと本当にやりたい事に出会えるはずだから。
これからはずっとおまえのとなりにいてやるから。
だから安心して悩めばいい。
そしてやりたい事が見つかったなら、オレはそれを全力で応援してやるから。
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