キャラクター紹介
CVは遊佐浩二さん。
元々は精神科医。
警察絡みの患者のカウンセリングを
する事も多かった事から、
精神科医の仕事を辞めた彼は、
サイドキックスにスカウトされた。
サイドキックスでも、
精神科医として培った能力を活かし、
事情聴取や取り調べなど、
人の話を聞き、分析する役割を担当。
署内でも女性から大人気で、
良く色々な人と出かけたりもするものの、
人の心を読む事が得意過ぎる為、
なかなか深く人と関われない。
そんな彼とは、彼の元患者の
シオンと知り合った事をキッカケに
絆を深める事に。
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感想
意外とこういう軽そうな感じの人、
実は好きだったりものするので、
凄い興味津々で攻略させて頂きました。
結果、そんな好きという程ではないものの、
ヒバリさんのシナリオ、凄く良かったので、
攻略して良かったなって思えました。
そんなヒバリさんですが、
その後、他のキャラを攻略した時も
凄く素敵だったので、
多分、彼とは恋人というよりも、
サイドキックスの仲間という位置関係で
共に過ごしたい感じなんだと思います。
私的には(笑)
精神科医故に、人の心を読めすぎてしまう。
だから人に踏み込めないし、
誰かに踏み込まれるのも怖い。
そんな感じがシナリオでも
遊佐さんの演技からも良く伝わってきました。
興味なさそうな気だるげな態度の割に、
とても仲間思いの素敵人なので、
もっとお子様な恋をしつつ、
時折ヒバリさんに恋の相談にのって欲しいな
…そんな感じの人でした。
遊佐さん、素敵なヒバリさんを
ありがとうございました。
ネタバレ
僕はちゃんと救えなかったのかも知れない。
あの子の事を。
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それはまだ彼が精神科医だった頃、
シオンという女の子の患者をもっていた。
シオンの両親は離婚し、
母は別な男と再婚。
そしてその義父がシオンを虐待していた。
辛くて苦しくて、母に助けを求めるも、
母は彼女を助けてはくれなかった。
そうしてそんなシオンの家で事件が起こった。
発見された時、シオンは目の前で
母と義父を殺されて血の海にいたのだ。
二人をシオンの目の前で殺した犯人、
それがシオンの実の父親…という事件。
そんなシオンの心のケアを
担当したのが彼だった。
親身になって話を聞き、
順調に回復していると思っていた。
なのに、「本当は二人共私が殺したの」
カウンセリングの最後に、
シオンはそんな言葉を残したのだ。
虐待された子は追い詰められて、
自分が悪いと思いこんでしまう所がある。
シオンもきっとそうに違いない。
自分の治療が間違っていたのかも知れない。
そんな風に彼もまた自分を追い詰め、
結局精神科医を辞めてしまった。
その後、サクラダ署に新たに設立された
サイドキックスにスカウトされ、
精神科医として培った
技能を活かしてすごしていた。
そんなある日、彼の部署にやって来た
予知夢を見るという新人が、
彼の元患者でもあるシオンと共に
アイスクリーム屋にやって来た。
そこはシオンが彼の患者だった頃、
良く食べに来ていた所で、
時折一人でそこに来ては、
自分がシオンにした事は正しかったのか?
…と過去を振り返っていたのだ。
シオンは進学を機に、
再びサクラダに戻る事になったそうで、
久々のサクラダに困っていた所を
新人である彼女に助けられんだとか。
そうして二人は友達となり、
時折会うようになった。
そんな様子が嬉しくもあり心配でもあった。
だって、シオンにとってサクラダは
決していい思い出のある場所ではないハズだから。
なのに、誰に強制されるでもなく、
この街に戻りたいと言い出し、
挙句あの事件のあったあの家で
いつか暮らしたいとまで言っていたから。
そんなシオンと彼女が友達になったお陰で、
彼女の予知夢により、
シオンのピンチとも思われる現場に
二度も駆けつける事が出来た。
そしてその行動が二人を真相へと導いたのだ。
シオンの言葉、「本当は二人共私が殺したの」は、
文字通りの意味だった。
そう、殺したのはシオン。
虐待に耐えられなくて義父を殺し、
義父にひどい目に遭わされた母も、
シオンが救急車を呼べば助かったかも知れない。
でもシオンはそうしなかった。
苦しみながら死んでいく母を
ただ黙って見つめていた。
だって、ママは私が何度助けてと言っても、
いつも助けてくれなかった。
だから苦しんで死んでしまえばいいと思ったの。
そんなシオンは、二人の死んだ現場に、
実の父を呼び出した。
そうして父は、娘の罪を被り
逮捕される事に。
それも彼女の筋書き通りだったのだ。
だって、パパが私を見捨てたから、
だからあんなひどい目にあったんだもの。
私の代わりに捕まって当然なの。
辛くて苦しくて、シオンの心は歪んでしまった。
けれど、彼が真相に気付き、
一芝居打った事から、父もシオンも
真実を語り、本音をさらけ出す事が出来た。
そうして今すぐには無理かも知れないけれど、
シオンの希望どおり、
いつか父とあの家で
暮らせる日が来るかも知れないという状況に。
そんなシオンの事件を通して、
彼は何度も彼女に支えられた。
計算のない、真っ直ぐな彼女の優しさに。
ずっと怖かった。
見せない自分の本当の姿を晒す事が。
そして相手の心の奥にまで踏み込む事が。
沢山の人の心を読んで来たから。
でも彼女が相手ならば、
怖い思いよりもずっと、
知りたいと思う気持ちが強くなっていたのだ。
そんな仕事面でも生活面でも、
最良のサイドキックを得た二人は、
これからも幸せに暮らして行く事だろう。
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例え靴ずれが起きても、僕は君と一緒に居たい。
君がどんな靴で、どんなに居たい思いをしたって、
僕は君を手放さないよ。
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