キャラクター紹介
CVはKENNさん。
主人公のクラスメイト。
突如通うことになったヤンキー男子校に戸惑っている彼女を最初に助けてくれた人。
明るくて元気で面倒見がいい上に、ヤンキー校にも関わらず頭のいい人。
獅子吼でトップを取る!と張り切って入学した彼と戦うことになり、アッサリ倒してしまった事をキッカケに絆を深める。
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感想
最初は弱そうだと心配してくれ、色々と助けてくれて。
余りのいい人ぶりに感動していたら、鬼ヶ島ひかるだとバレて喧嘩になり、アッサリ倒したら翌日友達になってくれた素敵な人でした(笑)
真っ直ぐだし、潔いし、本当にいい男でした。
キャラクターが災いして、みんなにバカだと思われてましたが、実は勉強が得意だったり、視野が広く、いつも周りを気にかけて、友達を大事にしてくれる所なんかも最高に好みでした。
彼女の正体を知った後の対応なんかも、凄い男らしくてカッコよかったです!
攻略キャラがみんな素敵なので、どうなるかとドキドキしましたが、そんな素敵なみんなに囲まれていても、斗々丸くんが特別って思えるくらい大好きになれました!
後半みんな本当にいい人ばかりで、獅子吼と言う学校が本当に好きになれる素敵なシナリオでした。
獅子吼に通えて、斗々丸くんやみんなに会えて本当によかったと心から思えました。
最後のみんなの団結も素敵でしたし最終的に斗々丸くんのお父さんも悪い人じゃなくて嬉しかったです。
父丸と呼ばれていたのが可愛かったです(笑)
そしてKENNさん、本当にいい声でカッコよかったし、斗々丸くんの人柄を素敵に表現してくれていて、最高でした。
KENNさんが斗々丸くんで本当に良かったです。
KENNさん、素敵な斗々丸くんを有難うございます。
大好きです!
ネタバレ
心配すんな、おまえの隣には、ずっと俺がついてんだから。
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おかしいと思ってたんだ。
色々な事が気になってた。
けど、おまえが女だって分かった時、引っかかってたそれらすべてが納得出来た。
最初はなんでダチなのに、本当の事話してくれなかったんだって、そんな気持ちもなかった訳じゃない。
けど、あいつがどんなヤツか俺が一番知ってるから。
いつも一番近くに居たから。
だから信じられたんだ。
何か事情があって話せなかったんだろうってさ。
そうして全てを話して貰って、今までと変わらずなんて言ったけど、んなの無理だった。
だってそうだろ?
女の子なんだ、あいつは。
あんな細くて小せえ体で頑張ってたあいつを、いつも凄いって思ってたけど、それは男だと思ってたから。
女だって知った今、同じように無茶なんてさせられねえ。
それにきっとあいつは強いだけで、喧嘩がしたい訳でも、喧嘩が好きな訳でもないはずなんだ。
入学式の時、あんなにおどおどしてたんだから。
だから怪我をして、あいつがしばらく学校に来れねえってなった時、チャンスだと思った。
この隙にすべてカタつけちまおうって。
龍夫のヤツ捕まえて、なんでこんな事すんのか、桜木はどこにいんのか聞き出してやろうって。
けど、一人でいくら牛又の奴らを倒して、話を聞き出そうとした所で限界があった。
一人じゃどうにもなんなかった。
そんな時、あいつが学校に復帰して、俺が一人で牛又の奴らと戦ってる事を知られちまった。
一緒にやろう…ってあいつは言うけど、そう言う訳にはいかねえ。
もうこれ以上、女であるあいつに、好きでもねえ喧嘩をさせるなんて、出来る訳ねえだろ?
それにあいつが龍夫に刺されて怪我した時、もう目を開けてくれないんじゃねえかって、本気で怖かったから。
あんな思いは二度としたくねえんだ。
それでもあいつは引かなかった。
一緒にやるって言い張って。
挙句タイマンするハメになり、案の定あいつに敵わねえ俺は、あいつと拳を交えた事で覚悟を知ったんだ。
そこまで覚悟決めてるやつを、俺の勝手で止めるなんて出来ねえから。
そうして一緒に牛又と向き合うことになった頃、いくら探しても見つからなかった桜木から果し状が。
タイマンを申し込まれ、見届け役の俺があいつと指定の場所に向かうと、それは罠で、牛又の奴らが後からわんさか湧いて来やがった。
あぁ、やっぱりか。
既にそんな事は予測済みだった俺たちも、隠れていた仲間を呼び出し牛又と決着をつけたんだ。
あいつが桜木を倒した事で。
けれど俺はそこで初めて知らされた。
公立高校の推薦が取り消されたあの事件、絡んで来た高校生は桜木の指示で、俺を牛又に入学させる為の作戦だった事。
その時利用された龍夫は、牛又に入って一年のトップになったものの、「おまえは使えね。俺は斗々丸ちゃんが欲しかったんだ」と、ずっとずっと俺と比べられ続けていた事を。
そうして牛又との全面戦争は終わり、俺たちには平和な日常が戻ったのもつかの間、今度は俺が面倒ごとに巻き込まれた。
元から公立高校に入れたかった俺の父親は、ヤンキー校である獅子吼にいい印象はなく、俺の将来の為だと言って、突然留学を勧めて来た。
行かねえの一点張りで聞く耳もたねえ俺に、今度は友人から説得して貰おうなんて考えた親父は、俺に内緒であいつに接触して、留学の話を。
あいつに知られて急に怖くなったんだ。
俺は獅子吼が好きであいつが好きで、だからずっとこの獅子吼であいつのそばにいるつもりなのに、肝心のあいつはそうじゃなかったらどうしたらいい?
あいつが留学を勧めて来たら、どうしたらいい?…って、不安になったんだ。
それがキッカケであいつと話せなくなったけど、あいつはちゃんとぶつかって来てくれたんだ。
留学して欲しくないって、本音をぶつけてくれたんだ。
だからそれに応えるように、親父を説得してやろうって思ったのに。
親父があいつを訴えると言いだした事から、俺はそれをやめさせる為に、留学する事を了承せざるを得なくなった。
説得してみせる。
絶対留学はしない。
ハッキリ言い切った手前顔を合わせづらいし。
これ以上面倒な事にあいつを巻き込みたくもなくて。
そのまま留学まで学校に行かない事にしたのに。
それでも今春と二人でやってきたあいつ。
俺の事を心配して。
そうして俺は二人に留学の事を話、深く追求されるのを避けるように追い返した。
けれど、そんな事で納得するような奴らじゃなくて。
また後日家へと来たあいつは、親父から聞かされていた。
鬼ヶ島ひかるを訴えるって話を。
もう誰にもどうする事も出来ない。
俺一人がおとなしく留学すりゃ済む話だから。
だから留学を決めて、学校にその手続の書類を届けに親父と訪ねた時、あいつは俺を守ってくれたんだ。
全校生徒を体育館に集めて、みんなの前で自分は女だって事を告白し、そうして俺を守ってくれた。
あなたが訴えようとしている鬼ヶ島ひかるは、存在しません。
存在しない人を訴えるなんて出来ませんよね?…と。
そんなあいつの告白に、親父よりまず生徒たちがざわついた。
否定的な内容で。
けど、今春たちがあいつへの変わらぬ信頼を見せた時、他の奴らも次第に考えを改めて。
最終的には寧ろ女子の方がいい…なんて騒ぎに。
更に俺の留学の事を聞いたみんなは、俺の親父に頼んでくれたんだ。
留学させないでくれって。
俺は獅子吼に必要なヤツなんだって。
ここにはおまえを必要としてくれている人がいるようだ。
みんなの言葉に親父はそう言って、全国模試で100位以内でいる…と以前俺が出した条件を持ち出し、獅子吼に通い続ける事を許してくれた。
あいつのお陰で俺は獅子吼に残れる事になったけど、肝心のあいつはと言えば、女子だと告白した事で、男子校である獅子吼にはいなれなくなり、当初通う予定だった女子校に。
獅子吼時代はダチとして隣にいた俺たちだけど、今は恋人として女子校の制服を着たおまえの隣に。
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これからは無理して喧嘩なんてしなくていいんだ。
ずっと俺が隣で守ってやるから。
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