キャラクター紹介
CVは石川界人さん。
サイドキックスのメンバー。
特殊能力は身体能力の高さ。
犯人と対峙する際には、高い身体能力を最前線で活かして居た。
まだ正式な警察官ではないものの、アカデミーで警察官となる為勉強にも励んで居た。
ダイナーでトラックが突っ込んで来る夢を見た!と言う主人公を胡散臭いと思って居た彼。
口が悪くぶっきら棒ではあるものの、根は優しく彼女に対してもよく声を荒げながらも彼なりに心配したりして居た。
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感想
チカ、最初は本当に口が悪くて(笑)
ちょっと怖い感じもあって、苦手かな?って思ってました、正直。
けれど、物語が進むにつれて、他のメンバーのフォローなんかもあり、実は優しいと言うのが見えてからは、だんだん好きになって来ました。
彼の過去に関しては、むしろカドワキさんがかっこいい!とか思ってましたが、結末もとても素敵でした。
そしてチカのイベントで一番ときめいたものが、なんか共通なのか、毎回出るもので(笑)
そこは残念でした(笑)
レア感がなくなると言うか。
でも、全体的にかっこ良かったです!
人の命をとても重く捉えてくれてるのも、すごく素敵だなって思いました。
そして今回も石川さんの声がとても素敵でした!
石川さん、素敵なチカをありがとうございました!
ネタバレ
人の生死に関わる場所に巻き込まれて君はどうして笑って居られるの?
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両親の居ない彼は、教会で育てられた。
シスターはとてもいい人で、普通の教会だったのに、身寄りのない彼らを育ててくれた。
でも、育ち盛りの子供ばかりで、彼らはいつも食べ物の心配ばかり。
ちょっと先に行けば、裕福な家庭で何不自由なく暮らしている子供達がいるのに。
だから日曜日に礼拝に参加するのがイヤだった。
イヤと言うよりは恥ずかしいと言う感覚だった。
だって、満足な食事をして綺麗な服を着ている同じくらいの子たちと、どうしても自分たちを比べてしまうから。
そんな彼に親友のマキは言った。
恥ずかしくなんかない、胸を張れと。
マキもまた同じ教会で育った仲間。
そして二人は心に決めて居た。
自分たちのような子供達を助けてやろう、守ってやろうと。
だって大人は誰も助けてくれなかったから。
食べるために悪い奴らに利用されても、誰も助けてくれなかったから。
警察だって同じだ。
彼らの仲間がどうなろうと、警察は見向きもしない。
だから警察なんて信用出来ない。
警察なんて大嫌いだ!
そう思って居たのに。
なんどもサクラダ署の世話になる彼に、タテワキが見せてくれたのだ。
彼と同年代の子供達の死体を。
お前と同じにこいつも何度も何度も連行された。
その度に説教して帰すけど、また戻って来る。
そうして最後はこの部屋から出られなくなるんだ。
悲しそうに言うタテワキ。
だから何だって言うんだ?
俺たちは自分たちの正義で戦って俺たちみたいな子供を守ってるだけなんだ。
彼のそんな言葉にタテワキは言った。
そのお前の正義で目の前の子供は守れるかもしれない。
じゃあ、お前の後ろの子供は誰が守るんだ?
人一人が出来る事なんてたかが知れてる。
確かにそうだった。
彼らがどんなに頑張ろうと、結局彼らと同じ目に遭う子供は後を絶たなかった。
でも分からなかったから。
どうしていいのかわからないまま、でも何もせずにも居られなかったから。
けれどタテワキが教えてくれたから。
嫌いだと思った警察とは違う、子供を助けてやれる警察になればいいと。
そして自分と同じ仲間を作れば、もっと多くの子供を助けられると。
そうしてアカデミーに通いながら、タテワキの元で警察の助手のような仕事をするよになった彼。
そんな彼から、マキは離れてしまう。
だって警察が嫌いだったから。
警察官になろうとする彼が、裏切り者に見えたから。
でも本当は違って居たのかも知れない。
マキだって感じて居た。
自分たちの行動に意味があるのか?と。
でもやっぱり分からなかったから。
それでも何かしたかったから。
他の方法に出会えないままの自分と、違うやり方で子供を救おうとする彼とを無意識に比べて、置いていかれたと思って居たのかも知れない。
そうして彼が警察の仕事を始めた事をキッカケに、マキとは喧嘩別れになり、そのままマキは街から姿を消してしまった。
そんなマキとの再会は、彼にとって辛いものだった。
だって彼の追って居た傷害事件の犯人がマキだったのだから。
最初は信じられない思いから、誰にも言えずに居て。
その後また現場で遭遇した際に、マキを説得してみるも失敗。
挙句捕まえる事も出来なかったのだ。
親友を逮捕するなんて…と言う、私情が彼を躊躇わせたから。
そして説得の際にマキに言われた言葉が、彼を揺さぶって居た。
人殺しのくせに!…と言う言葉。
それはまだサイドキックスが出来る前、タテワキの元で見習いとして働いて居た時、彼は人質を取った犯人と対峙して居て、人質を助けるために発砲するようタテワキに指示を出されたのだ。
そうして彼は犯人を射殺した。
人質を救うために。
ただ人を助けたかった。
ただ人を守りたかった。
けれど彼は知ってしまった。
本当に守りたければ、本当に助けたければ、別の誰かの命を奪う必要もあると言う事を。
誰でも通る道だ。
遺族に訴えられなくて良かったな。
周りの人間はそう言うけれど、彼にとっては重い十字架となって居た。
人の命を奪ったと言う事実が。
そんな揺らぐ彼を支えたのが彼女だった。
彼女だって同じに怖かったから。
自分が見た予知夢をちゃんと理解出来なかったせいで、誰かを守れない事が。
なのに彼は言ってしまった。
事件に巻き込まれ、強く殴られ記憶が飛ん人格が変わって居た時に、「人の生死に関わる場所に巻き込まれて君はどうして笑って居られるの?」と言う言葉を。
その言葉を重く受け止めつつも、それでも誰かを助けられるかも知れない、誰かを助けたいと言う願いから、前を向き続ける彼女の姿に、彼は勇気を貰ったのだ。
そしてダメな弱い自分をさらけ出しても、ひどい言葉を投げつけても、離れずそばに居てくれた優しさに、彼は救われた。
だから、親友であるマキを捕まえる事が出来たし、彼に殺人を犯させる前に事件を解決する事が出来たのだ。
これからも二人は支え合い、たくさんの人々を救って行く事だろう。
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これからは、そばに居て欲しい。
どんなにかっこ悪くて、ダサくても、一番近くで見て居て欲しいんだ。
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