CAPCOMさんのNintendo Switch用ソフト「囚われのパルマ」で内田雄馬さん演じるキャラクター、アオイの感想とネタバレ(あらすじ)をまとめました。
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キャラクター紹介
※「囚われのパルマ」はCAPCOMさんの作品です。
バナーの画像はこちらからお借りしております。
CVは内田雄馬さん。
雨の日に濡れながらぼんやりと佇んでいるところを主人公が見かけた。
その後交通事故に巻き込まれた彼の元へ飛び込んだ彼女が生命を救う。
事故の直後薬物所持の疑惑をかけられ、事故周辺の記憶に問題があることから収容施設へ。
恋人のふりをして面会を始める彼女とは、面会を通じて絆を深める。
感想
最初はすごく大好きでした。
恋人ごっこが楽しくて、メールの返信待ちで聞いていたテレフォンイベントも素敵で!
だからハルトくんよりも好きになると思っていました。
でも、途中で彼がどんな家に育ったのかを知り。
更には彼女とのことも知ってしまって。
いやいや、そんなすごい人の恋人だった人が私と付き合うとかないでしょ?と、やけに現実に目覚めてしまって(笑)
結局後半が盛り上がれなくなってしまった感じです。
それに、話しやすくていいんですが、話を聞いていると、好きになってくれた人を好きになってしまいそうな気がして(笑)
だからお付き合いしても、あんなイケメンならどんどん彼を好きな人が出ると思うんです。
その度に好かれた相手に心揺らされたら嫌だな…と、安定を求めてしまう牡牛座さんなのでそこが引っかかりました。
後はね、恋人のこと結構好きなんだなというのも、個人的にはマイナス要素でした。
もう今は全然…くらいの感じなら良かったのに、結構後ろ髪引かれているようで。
実際出た後も会って話したりしたし、彼女のスキャンダルのために利用されてあげたりもあったし。
私はそこを笑顔で見守れる程、出来た彼女になれないな…と(笑)
でも内田雄馬さんの声がこんなにも好みで、話し方も大好きな感じだということを確認させてくれたことは、大変大きな収穫でした。
だから、アオイくんとはもっと違う形で出会いたかった(笑)
そんな個人的なモヤモヤはあるものの、ものすごくかっこよかったです!
ネタバレ
お前が悪いんだぞ?
あのとき、ガラス越しにキスなんてするから。
記憶にない恋人
気づいた時には孤島の収容施設にいた。
何でも事故に遭った俺は、その付近の記憶が欠落しているらしい。
そのうえ薬物所持の疑惑までかけられたため、真相が解明するまで、この収容施設に居ることになったらしい。
薬物なんて身に覚えもないし、そんなはずは絶対にない。
ちゃんと調べて貰えれば分かると言ったのに。
記憶のないヤツの言うことなど当てにならないとでも思われているのだろうか?
取り合ってもらえなかった。
そんな中、一人の女性が俺の面会に訪れた。
こんな孤島の収容施設にわざわざ面会だなんて。
それだけでも驚いたのに、何でも彼女はここに滞在しているらしいんだ。
たかが知り合いと言うだけで、ここまでしてくれるのは流石におかしい。
だから俺なりに色々と考えた結果導き出した答えは、その女性は俺の恋人だということ。
そうして本人に思い切って訊ねてみると、彼女はそうだと答えたんだ。
事故以前の記憶
以来彼女とはメッセージでやり取りをしたり、面会にも何度も来てくれた。
それでも俺の記憶は戻らない。
だけど彼女の何気ない島での日常に心癒されたり笑わせて貰ったり。
そうして彼女との時間を楽しんでいた。
そんなある日、俺は唐突に思い出したんだ。
事故の直前の彼女の表情を。
そう間違いなくあれは彼女だった。
事故のとき助けてくれたのが彼女だとは聞いていたけど、本当にそうだったんだ。
ただそれでも思い出せない。
それ以前の彼女との記憶はなにもかも。
どんな風に付き合っていたのか?
彼女とどこに出かけたのか?
二人の出会いはどうだったのか?
本当に何も思い出せなかったんだ。
そんな状況に、俺はわずかながら違和感を覚えて始めた。
違和感の正体
雨の日の記憶は深く脳裏に刻まれる。
そんなことを聞いたことがあった。
だからあの雨の日の事故のことは、深く刻まれ思い出せたのかもしれない。
そうして雨が降るとわけもなく気分が沈んでしまう。
一体俺と雨にどんな関係があるのだろうか?
雨ばかりが続く季節。
いい加減雨にうんざりしていた頃、彼女から差し入れとしててるてる坊主が届いた。
雨が止むようにと思いを込めたかわいい贈り物だ。
そんな贈り物が嬉しくて、彼女をかわいいなって思ったのに。
俺は思い出してしまったんだ。
昔恋人がてるてる坊主を作る様子を隣で眺めていたときの記憶を。
恋人の顔は思い出せない。
それでも俺はその記憶から、彼女に感じていた違和感の正体に気づいてしまった。
だっててるてる坊主は違っていたんだ。
俺の記憶の中の恋人と今会いに来ている彼女とは、利き手が逆だったんだ。
てるてる坊主を作った記憶が随分前のものだったとして。
それでも人の利き手は簡単に変わるもんじゃない。
間違いなく俺の記憶の恋人と、目の前の彼女とは別人だ。
そう俺は確信してしまった。
彼女からの告白
そうして彼女は話してくれた。
あの日俺を助けたことで、彼女も薬物所持の疑惑をかけられてしまったことを。
そうしてある男に、俺の恋人のふりをして欲しいと頼まれたと。
その男の正体は、俺の本当の恋人のマネージャー。
俺が付き合っていたのは人気女優で、ある友人のパーティーでその恋人と出会った。
声をかけて来たのは女優である彼女の方。
そうして俺たちは付き合うように。
彼女が恋人でないと白状してくれたのに、俺は何も本当のことを言えなかったんだ。
付き合っていた相手は人気女優で、あの雨の日その恋人と別れたこと。
その原因が恋人の浮気、しかも不倫だったなんてことは。
それでも本土の情報の入りにくいこの島にも、ある週刊誌が流れ込んで、俺が女優と付き合っていたこと、そして御曹司であることが知られてしまった。
そのことで彼女とギクシャクしたこともあった。
更には家のことにまで彼女が踏み込んで来るから、なおさらだ。
親とちゃんと向き合うように。
彼女はそう言いたかったんだと思う。
そしてそれは正しいことだとも頭では理解出来る。
それでも長い年月の中、生まれてしまった溝はそう簡単には埋められない。
何より俺は弱いから、父親と向き合うことを避けて来たんだ。
それでも彼女は恋人でもなんでもない、むしろ彼女を巻き込んだだけの迷惑な男である俺のために、何度も足を運んでくれた。
ずっと島に滞在し、いろんな話を聞いてくれた。
またなくていい
そうして行方をくらましていた元恋人も見つかり、俺の疑惑も解け、二人ともこの島から開放されることが決まった。
きっとせいせいするだろうと思ったのに。
それでも彼女は「もう会えないの?」と言ってくれた。
最初こそ、恋人ごっこみたいなことをしていたけど、俺達はいわば他人だ。
ただ出会ってしまった以上、もう普通の他人には戻れない。
けど友達でもないし、恋人でもない。
それでも俺は彼女との時間に心地よさを感じていたし、会えるのを楽しみにもしていた。
今まで好きになったくれた人しか愛せなかった弱い俺が、初めて自分から誰かを求めたんだ。
それでも元恋人の不倫疑惑を消すために、俺は火消しに使われることになった。
俺と真剣交際しているという記事を出すことで。
いくら元恋人とのことを彼女が知っているとはいえ、いい気分のする記事じゃないと思う。
それでも彼女はちゃんと理解してくれた。
だから出ることが決まったとき、彼女に伝えたんだ。
「俺のことは待たなくていいから」と。
それでも俺は全てがちゃんと片付いたら、会いに行くからと。
写真家への道
収容施設を出て数ヶ月。
週刊誌の力はすごくて、俺の実家にまで取材陣が訪れたりしていた。
そんな状況が落ち着くまでにそれなりの時間が必要だっんだ。
その間、彼女が橋渡しをしてくれたから、父親とも話をすることが出来た。
今までいろんな人と噂になっては、「親が親なら、子も子だ」ってあざ笑われていた。
それは俺の父が婚約者が居ながら浮気をし、その浮気相手のお腹に俺がいたことで、婚約を破棄して俺の母親と結婚したことが原因だった。
そのことで散々色々書かれたりもして、子供心にも複雑な思いはあった。
それでも忙しく仕事ばかりの父とは、親子らしい会話もないまま溝が深まっていった。
そんな父の忙しさも、俺と母を守るためのもので、父にとって俺の存在は生きがいだったなんて。
そんなことも彼女が教えてくれたんだ。
父の話に耳を傾け、頑なな俺に話を聞かせてくれたから。
だから俺は親と話し合い、会社を継がない決意をし、中途半端に投げ出した写真家の道へ進むことを決められたんだ。
彼女が俺の写真を好きだと言ってくれたから。
そうして海外で写真の勉強をすることを決めた俺は、そこに彼女を連れていくことに。
だから最低限の生活が出来る準備を整え、二人分のチケットを取り彼女を空港へと呼び出した。
二人分のチケットとひまわり畑
「私が来なかったらどうするつもりだったの?」
俺の突然の呼び出しと、思い切った決断に目を丸くする彼女が訊ねたけど、彼女は絶対に来るって分かってたんだ。
それくらい俺たちはあの施設でわかりあえていたから。
来てくれた彼女に写真家の夢を話したら「夢が叶うところを見たい」と嬉しそうに言ってくれた。
だから言ったんだ。
「これからずっと隣に居るんだから、お前も見られるよ」と。
そうして彼女にキスをした。
「愛してる」とささやきながら。
そうして俺たちは夢へと向かう飛行機へ飛び乗った。
今度は逃げるために写真を利用するのとは違う。
ちゃんとこれだ!と決めて進む道。
だから困難もあるかもしれない。
だけど俺はもう昔の俺とは違うから。
写真への後悔と向き合って、今ここに来ているから。
だからもう大丈夫。
それに今は一人じゃないから。
心強い味方がそばで俺の夢を共に歩んでくれるんだ。
そうして数年の月日が過ぎ、二人でひまわり畑へ。
俺が写真で賞を貰ったひまわり。
それは家族の大切な思い出の花。
太陽に向かって明るく咲く花は、彼女の笑顔とよく似ている。
そんな眩しい笑顔を見せる彼女の姿をひまわり畑で撮影した。
突然撮られたことに不満げな彼女だったけど。
無防備な笑顔は、思わず撮らずには居られない程魅力的だった。
だからこれからはこの笑顔を曇らせることなく、いつも彼女が俺の隣で輝く笑顔で居られるように。
この手を離さず歩いて行きたい。
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ハルト
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