キャラクター紹介
※「DIABOLIK LOVERS GRAND EDITION for Nintendo Switch」のバナーに使用されている画像の著作権は、アイディアファクトリー株式会社に帰属します。
CVは岸尾だいすけさん。
虐められる事が好きで、良く殴られたがる。
ナイフを研いでは、切りつけてと頼んで来るような人。
弱気で一見Mにも見えるが、とにかくしつこい。
自分の願望を叶えるためのしつこさは半端ない。
そして最終的には思い通りにしてしまう弱気なドS。
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感想
攻略する気がなく、スバルくんに行こうと思っていました。
そんなタイミングで、作品紹介の記事をまとめたところ、一緒に攻略頑張ってくれているお友達が、アズサくんを攻略していない事に気づきました。
ならば私がやってみようかな?…と軽い気持ちで始めました。
ありかなしか?
それを訊ねられたらなしです(笑)
「切りつけて」とか「殴って」と頼まれるのはなかなかつらいし、「君も俺と同じでしょ?痛いのがだんだん気持ちよくなってくるでしょ?」といいつつ、痛い目にあわされるのもなかなかつらい(笑)
そして極めつけが、傷に名前をつけて可愛がっているところ(笑)
これ、カナトくんの時にもそんな様子が描かれてて、ちょっとビックリしたのですが、その理由が彼のルートで分かり、そこに感動しました。
色々辛い思いをしているので、幸せになって欲しいなって思います。
時折、あれ?意外と大丈夫かな?なんて思わせてくれる瞬間も結構ありました。
ただその後、いつも「絶対無理」な展開になったのが残念です(笑)
今後、あれ?意外と大丈夫かな?の瞬間が多く訪れるようになったら、もしかしたら愛せるかもしれません(笑)
でもシナリオはなかなか泣ける話でしたので、そういう意味では、攻略出来てよかったなって思います。
ネタバレ(あらすじ)
死ぬことより辛い事は、誰にも必要とされない事。
殴られたり、蹴られたりしている間は、少なくとも必要とされているから。
だから傷は俺の存在理由なんだ。
存在理由
親もおらず一人ぼっちだった彼は、ジプシーに拾われた。
拾われた子である彼は、年の近い者たちと馴染めず、良くいじめられていた。
殴られたり、蹴られたり。
けれどずっと誰にも必要とされた事がなかったから。
そこにいるのに、まるでいないかのように扱われて来たから。
だから彼は、殴られる事も蹴られる事も、痛みはあるものの嬉しいと感じてしまうのだ。
だって、殴られている間は、蹴られている間は、彼の存在意義がそこにあるから。
そうして体に残った傷が、彼は愛おしかった。
それは彼の存在理由。
ここに居ていいよ…という証だったから。
けれどそんな日々は長くは続かなかった。
彼が自分の存在意義を見出していたあの場所は、ある日突然奪われてしまったのだ。
仲間の死
ジプシーの子供たちは、食べるものに困り、みな痩せ始めた。
彼を殴る力も、次第に弱くなっていったのだ。
そんなジャスティンたちを彼も案じていた。
けれどついに、ジャスティンたちは動く事も出来なくなってしまったのだ。
彼だって同じに食べていない。
だから動くのもやっとだった。
それでも存在理由を求め、ジャスティンたちに殴って欲しかった。
蹴って欲しかった。
今までみたいに。
だから彼は辛い体を必死に動かしパンを盗んで来た。
石畳を蹴り、早くジャスティンたちに食べさせてやろうと、必死に走って戻って来た。
しかし、彼がパンを食べさせたいと思っていた仲間は、既に居なくなっていた。
この世の者ではなくなってしまったのだ。
周りに居た大人たちの話によると、貴族の家に泥棒が入り、彼らが疑われ処刑されたのだという。
そんなはずはないのに。
誰一人動く事など出来なかったのに。
そうして彼は、また一人になってしまった。
ヴァンパイアの兄弟
一人ぼっちになった彼は、ある日とある大人に邪魔にされ蹴り飛ばされた。
久々に感じる痛み。
生きている事を彼に教えてくれる痛みだ。
だから彼は頼んだのだ。
「もっと蹴って」と。
そんな彼の言葉に最初は驚いたものの、彼を気の毒に思ったその人は、彼を孤児院に連れて行ってくれたのだ。
その孤児院で、彼はルキ、ユーマ、コウと出会った。
そうしてある日4人で孤児院を脱走したのだ。
自由を手に入れるために。
正直彼には良くわからなかった。
誰かが殴ってくれれば、蹴ってくれれば、彼に痛みを与えてくれる人が居ればそれで良かったから。
それでも彼らと共に逃げた。
いざ外に出ると、空の青さに心が踊り、希望を持てる気さえしてきたのに。
結局彼らは大人たちに捕らえられてしまった。
そうして希望なんてないんだ…と実感した頃、【あの方】が現れた。
「永遠の命が欲しくないか?」と。
そうして彼ら4人はヴァンパイアとなったのだ。
似ている彼女
【あの方】の指示で、彼らはイブを手に入れた。
イブと呼ばれたのは彼女で、逆巻家から無神家へ連れて来られていた。
イブの血は特別で、イブに選ばれた者はアダムになれるのだと言う。
彼はアダムになりたいと言うよりは、彼女そのものに興味があった。
自分に似ている気がしたからだ。
彼女も痛みを存在理由を求めているように思えたのだ。
そんな彼女にカードで選ばれ、共に過ごすことになった。
嬉しかった。
似ていると思ったから、わかり会える気がして。
だから彼女にも、苦痛を痛みをあげようと切りつけたりもした。
自分も痛みが欲しくて、彼女にそれを与えられたくて、彼女の手をとりガイドして、彼自身を傷つけさせたりもした。
そんな彼の行動に、最初は戸惑うばかりだった彼女。
しかし、ある時から彼を少しずつ理解出来るようになったのだ。
ヴァンパイアハンター
彼は腕に傷を持っている。
それは彼自身が自分につけた傷だった。
彼に存在理由をくれた大切な仲間、ジャスティンたちを失ったから、彼は仲間を作ろうとその腕に傷をつけた。
そうして名前をつけたのだ。
傷の一つひとつにジャスティンたちの名前を。
包帯で覆っているそこを彼女に見せて、彼はその話を聞かせた。
大事な友だちで、こうしていつも一緒にいるのだ…と。
消えそうになると、またその傷を深くして、ずっと離れないのだ…と。
けれどある時、彼はその腕を銃で撃たれてしまった。
相手は彼女の育ての父親だ。
彼女が無神家を抜け出し、自分の育った教会に行った時、海外出張から帰っていた父に会ったものの、実はヴァンパイアハンターだった父に「もうお前は娘ではない!ヴァンパイアだ」と「ヴァンパイアに魅入られ過ぎている」と命を狙われた事があった。
それを彼が助けてくれ、その時に父の撃った弾丸が彼の腕に。
彼自身はその事を彼女に知らせなかった。
けれど気づいたルキが彼女に教えてくれたのだ。
彼は腕を負傷している。
その傷はヴァンパイアハンターから受けた弾だから、腕を諦めるしかない。
けれど彼はその腕にはジャスティンたちがいるからと、自らの命を危うくしている…と。
囚われた過去
育ててくれた、父親と慕っていた人から命を狙われた事は、とてもショックな出来事だった。
だから落ち込んでもいた。
しかし、彼の腕の事を知った彼女は、落ち込むよりも彼を案じる気持ちが強くなった。
そして悩んでしまった。
彼にとってあのジャスティンたちがどれほど大事か知っていたから。
だってずっと見て来たから。
傷を愛おしんでいる彼を、傷に話しかけている彼を。
助けられなかった仲間たちへの想いが、その傷に込められていたのだろう。
それでも彼女は彼に生きていて欲しい。
いくらヴァンパイアと言えども、ハンターの弾でやられた傷は命に関わるのだ。
早く彼にジャスティンたちを諦めてもらわないと、彼の命が危ないのだ。
それにルキは言っていた。
いつまでも傷に執着するのは、過去囚われている証拠だと。
今は俺たちという家族がいるのに、アズサはそれをみようとしない。
いつも過去ばかり見ている…と。
それは悲しいことだ。
彼を家族だと、兄弟だと思っているルキたちがいるのに。
彼はずっと過去から抜け出せずにいるなんて。
何より、痛みでしか存在理由を見いだせない事が悲しいと思った。
痛みを与えるのではなく、大切だよ…と抱きしめてあげたかった。
アダムになれなくても
そうして彼女は彼に教えたのだ。
痛い思いをする必要なんてないのだ…と。
「どれくらい大切で必要なのかは、言葉にするのが難しいから」と抱きしめる事で。
彼女のそんな行動に、彼は大切にされる事がどういう事かを理解した。
だから命を選んだ。
彼女と生きる事を。
たとえジャスティンたちを失う事になっても。
ジャスティンたちを、腕を失った彼だったが、彼女が居てくれた。
大切に想う相手と共にある幸せを知った。
しかし、彼はアダムにはなれない…と、ルキに仲を引き裂かれそうになった事もあった。
それでも二人は惹かれ合い、その想いを誰かが引き裂く事など出来なかった。
そうして二人は結ばれた。
彼女もイブとしてではなく、彼女だから必要としてくれた彼の元、幸せに暮らした。
三人の子供には、ジプシー時代の仲間の名前、ジャスティンたちの名前をつけた。
傷に頼る必要などなかった。
心の中に彼らと過ごした時間も記憶も残り、そして今その名を子供に与えるまでになったのだから。
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